baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 インドネシア繋がり

 昨日、友人に誘われ代々木公園で開催されていたインドネシアのお祭りに行って来た。売店では様々なインドネシア産品が売られていて、さながらミニパサールのようである。定番のバティックや小物の他に、サンバルやケチャップ・マニス、赤砂糖など、日頃日本ではお目に掛れないものが並んでいる。売り子にはインドネシアの人が多いので、自然とインドネシア語での会話となる。模擬店では、食べ物は長蛇の列だったのでスキップしたけれど、ビールビンタンが豊富に用意されている。そのうちにバリダンスが始まり、何だかインドネシアにワープしたような心持ちである。



 僕はインドネシアに12年半暮らしインドネシアが大好きになったお陰で、様々なインドネシア繋がりが出来た。こういう催し物を教えてくれる友人も勿論インドネシア繋がりで紹介された人である。僕のインドネシア大好きを知って、きっと気が合うでしょうと紹介して貰ったのだが、この友人とはお互いにインドネシア語をポンポン交えて話しているのに少しも違和感がない。そして、この友人がまた別のインドネシア大好き人間を紹介してくれる。

 こういうインドネシア繋がりの交流は、いつも何処か温かい。勿論人様々なので、中には余り深入りしたくないご仁もいるけれど、そういう例外を除けば気楽な楽しい、そして新しく知りあっても直ぐに旧知のような気持ちになれる、ほのぼのとしたつき合いとなる。

 それというのも、インドネシアの人達の、のんびりとして温かい人柄に皆が感化され、知らず知らずのうちにそういう雰囲気をお互いに身につけているのかも知れない。それに何よりも、インドネシアに居ました、というだけで、例え時期がずれていても、場所が離れていても、嬉しくなって自然に連帯感を感じてしまう不思議な力がインドネシアにはあるようだ。その国にいたというだけで大好きになってしまう国というのもそう沢山はないと思うけれど、同じ国にいたというだけで直ぐに連帯感が生まれてしまう国は更に少ないと思う。

 インドネシア繋がりのお陰で、生活に彩が出て楽しい。そう言えば今日は彼の国の独立記念日、首都ジャカルタでは全国から集まった健康優良児達が白い制服に身を包んで、独立記念広場で大統領をはじめとする国家のお歴々の見守る中、胸を張って行進をし、国旗を掲揚していることだろう。