baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

都知事選を迎えて

あれからもう4年、また都知事選が巡って来た。4年前は厚顔無恥小池百合子に地団駄を踏まされながらも手も足も出ず、虚しくホゾを噛まされていた。都民ファーストとお得意の横文字スローガンで都民を欺き、年端も行かぬ青二才を集めて都議会でも第1党になってしまった。調子に乗って国政にも打って出て惨敗して、何とかブレーキを掛けられたが、当時の調子の乗りようを思い出すと今でも身の毛がよだつ。

その小池百合子がまた立候補する。国政選挙で惨敗して、暫くは都政に専念する振りをしているが、目的は小池劇場で主役を務める事であって、政策を主導する力もなければ器でもない事はこの4年で白日の下に晒された。東京オリンピックへのバトンタッチで、自分が何をした訳でもないのにブラジルで面目躍如、満面の笑みで舞い上がっていたのは未だ記憶に新しい。

 最近はコロナ禍のお陰で露出度が上がっているが、色々発言はするもののその実は官僚の国会答弁の如き無難な内容ばかりで、何一つ自ら踏み込んだ政策は見当たらない。相も変わらず横文字のスローガン作りだけは達者だが、北海道や大阪府の若い知事の如き自らが決断し、国よりも一歩踏み込んだ決断を下した事は一度もない。コロナ対策と称するバラマキの大盤振る舞いも、所詮は石原慎太郎の貯金の食いつぶしで、単に都の財政に余裕があったから出来ただけの事、自らが寄与した実績など皆無、そして決断の最後の最後の土壇場になると、国の結論待ちと言うのが小池百合子である。

こんな都知事はもう沢山である。しかし、そんな小池百合子を支持するのが自民党の癌、もうさっさと引退したら良いと思う時代遅れの二階俊博であり、公明党山口那津男である。小池百合子に勝てる対抗馬がいないという読みもあろうが、それにしても政党の推薦は不要と虚仮にされているのに、尚秋波を送る女々しさである。4年前の屈辱など全く記憶にない様で、既に認知症が始まっているのかも知れない。

とは言え幾ら小池百合子の再選だけは勘弁して欲しいと願っても、対抗馬に乏しいのも事実である。今日立候補した俳優崩れの泡沫候補などは言うに及ばず、賞味期限の切れた共産党の弁護士などには東京は絶対に任せられない。となると、大阪府の吉川知事と志を同じくする人物くらいしか頼りはいないが、東京では知名度が低く覚束ない。残念ながら小池の再選が本命なのだろうが、僕はあのしたり顔で横文字を並べる都知事だけはもう見たくない。公表資産が庶民並なのに、来る日も来る日も取っかえ引っかえ着てくるオーダースーツだけでも、あんな資産で買える筈がない。面の皮がどこまでも厚く、小賢しいが所詮は小池劇場で目立ちたいだけの、しょうもない政治屋である事は既に明白である。何とか世代交代で、若い知事に新しい東京を引っ張って貰いたいと切望するのは、僕だけではなかろう。ダメかも知れないが、反小池の一票を是非投じようではないか。