baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 日本人の祖先

 日本人の祖先は北方系と南方系との混血、というのは既に定説であろう。北方系の主流は間違いなく中国大陸から朝鮮半島を経由して来日している。言語も朝鮮語とは語順も一緒だし同じ漢字民族で似ている単語も沢山ある。テレビで字幕を見ながら韓国語を聞いていると、あぁそうか、という日本語と同じ単語が沢山出て来て嬉しくなる。北朝鮮の喧嘩腰のニュースは聞く気にもならないので、そういう事は一度もないけれど。
 更に、日本語はアルタイ語族に属するとかで、トルコ語とも語順が一緒らしい。トルコには何度か行った事はあるが、言葉の勉強をする程の馴染みはないので、聞いた話ではあるが、日本語と語順が一緒の言葉は世界広しと言えどもそうはないと思う。希少なお仲間である。言葉は恐らくトルコの方からどうにかして朝鮮経由流れ着いたのであろうが、中国語は語順が逆なので、どこをどうして来たものか。トルコ人は髪の毛も肌も色が僕達とは全然違うので、来たのは言葉だけで血ではなさそうだ。
 北方は、後は先住民族と、更にロシア系であろうが、これ等は極めて少数と言って良いと思う。従い、蒙古、中国、朝鮮と決めつけても大きくは外れていないと思う。
 翻って南方はどうであろう。可能性は色々あろう。今はDNAなどで科学的に或る程度特定出来てしまうので夢がないが、それでも何万年も前の話だからDNAでもなかなか分からない事もあると思う。そこで、DNA以外の基準で考えると、僕はジャワが日本人の南方起源であると確信している。
 先ず、インドネシア人には蒙古斑がある。褐色系なのでまさかと思われるだろうが、実は純粋のマレー系には蒙古班があるのである。インド、アラブ、オランダと混血している人々には必ずしも当てはまらないが、マレー系には間違いなくある。
 次に、インドネシア人はお辞儀をする。世界中でお辞儀をする人種は殆どないと思うが、頭を下げてお辞儀をするのである。
 そして、先祖の墓参りである。イスラムではそもそもお墓を大事にしないので墓参りなどは絶対にしないのだが、インドネシアではお墓参りをする。それも故人の命日だとか、盆でもないけれど何かの時期に家族揃って先祖の墓参りをするのである。お墓にカンプチャという白い花が咲く木を植えて、お墓を賑やかにするのだが、こういう習慣も日本と共通している。これは、イスラムが入る前の、インドネシアの土俗信仰の流れである。
 そして極めつけは、年長者を敬う伝統である。インドネシア儒教が入った形跡はないが、インドネシアでは年長者を大変敬う。日本では既に廃れたといっても良いこの美徳がインドネシアでは未だ脈々と息づいている。
 と、色々考えると日本の古き良き習慣は、実はインドネシアと非常に似通っているのである。どちらが先か分からないが、やはり民族と一緒に南から入って来たと考えるのが自然であろう。これが僕が日本人の南方起源はジャワとする由縁である。因みに、上に述べたインドネシア人の伝統はジャワが一番受け継いでいる。ジャワ原人こそが日本人のDNAの半分であると信じて僕は疑わない。
 という訳で、結論は日本人は蒙古・中国・朝鮮とジャワ人の混血なのである。