奇跡的に全員無事でした

　奇跡的に全員無事で、バラバラでお互いに安否を気遣っていた家族を再会させる事ができました。聞けば聞くほど奇跡でした。そして気仙沼の状況は、テレビで見た景色が多いのですが、現場で見れば見るほど、その悲惨さは筆舌に尽くせません。そしてそこで健気に助け合って頑張っている人々を見れば見るほど、出来る事は何でもしてあげたくなりました。菅直人に偉そうな事を言われなくても、政治家にこの大惨事をテークチャンスされる事無く、日本人は必ず立ち直ると言う事を確信した被災地の現場でした。
　未だ東北道も通っていない中での気仙沼往復、しかもガソリンがなくて雪の中で立ち往生したりした道中だったので、今日はもう疲労困憊です。細かい報告は明日します、多分。
　ただ一つだけ。今時買占めなんかしないで欲しい。被災地が物資不足なのに、物資を運ぶ自動車のガソリンが足りなくて運べない、岩手も宮城も福島も山形も、近隣は何処もガソリンが無いのに、どうして東京で不要不急のガソリンの買い溜めをするのですか？どうして東京で食糧や生活用品の買い占めをするのですか？自分だけ不自由しなければ、他人は、特に被災者は、どうなっても良いのですか？皆が冷静に、自分だけは不自由したくない、等と言う不埒な思いを抱かなければ何事も無いのです。ちょっと不自由はあるかも知れないけれど、欲しい処にティッシューがなくても、東京の人なら寝室まで行けばある程度の話でしょう。パセリが無くても死なないでしょう。米だってパンだって、無ければ無いで誰が死ぬわけでもないでしょう。自分だけが不自由したくない、などと言う考えは日本人の伝統ではありません。拝金主義の産物です。日本人は日本人の矜持を保って、日本人として恥ずかしくない行動をして欲しいと心から願うのです。