baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 松も明けて

 明けましておめでとうございます。

 今年も宜しくお願い申し上げる。年末から10日もブログを休んだ。だからと言って、代わりに特に何かしたでもなく、あっと言う間に10日が過ぎてしまった。それでもジブリのDVDを7本借りて来て、家に居る時にはそれを見た。トトロのシュークリームなぞと騒いでいる割にはトトロの映画も見た事がなかったし、宮崎駿には前から興味があったのだが今まで殆どその作品を見る機会がなかったのである。トトロを初めとして「ハウルの動く城」「紅の豚」等々、何れも期待に違わず面白い出来栄えであった。そして何よりも社会勉強になったのは、いとも簡単に安価にDVDが借りられる事を知った事である。キャンペーン期間中だからと言う事なのだが、DVD1本が僅か35円で正味7日間程借りられたのである。郵便で送られて来て、見終わったらポストに入れれば良い。7本借りて、往復の郵送料込みで745円なのである。見たいタイトルはネットで検索するから、これも手間が掛らない。生まれて初めてDVDを借りてみたものだが、何だか簡単過ぎて味気ない程である。普通の人には当たり前なのだろうが、こんな事も僕には驚きなのであった。
 東京の正月は殆ど毎日の青空、それでも気温は低くて、それにしょっちゅう北風がビュービュー吹いて、寒い日々が続いている。バイクに乗るにも気力が萎えて、今年は未だ二日しか乗っていない。それも何れも隣県への街乗りである。
 政治は波乱含みの年明けである。今年は衆院解散、総選挙の年になりそうな雲行きだ。野田佳彦は思いの外に強かで、問責決議された閣僚を続投させると言った時には随分厚顔無恥なと思ったが、閣僚交代も野党との取引のカードに使う腹積もりだったようである。どんな事でも只ではやらないと言う、関西の商売人のような粘り強さがあるようで、しかも鳩山、菅と違って思い付きや発言のブレがないから野党もさだめしやり難かろう。しかしこれだけマニフェスト違反が続けば、民主党政権としてはやはり遠からず国民の審判を受けざるを得まい。当分政局からは眼が離せない。
 今日から大相撲が始まった。琴奨菊稀勢の里の日本人大関に関心が集まっている。一方で白鵬に翳りが見えて来たと言う報道も多い。確かに今日の若荒雄戦を見ても、以前なら土俵際で一気に押し出していたであろうに今日は決め切れずに引いてしまっている。以前から稽古不足が言われる横綱だが、それ以上に一人横綱の重圧と、横綱年齢が老けて来たものだと思う。しかしもう暫くは頑張って貰わないと、どう見回しても未だ変わりが勤まる力士はいない。
 翻って自分なりに今年はどう過ごそうかと考えた。誰でも年の初めには思う事である。昨年は何だか少々怠惰に、惰性で過ぎてしまったような気がする。今更今年の抱負なぞと大袈裟に構える気はないが、今年はもう少し時間を大切に、それと、そろそろ自分の心と向き合う時間を少しづつ持ち始めようと思う。