baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 写真の整理

 今日はやはり高速道路の上り線が夕方から大変な混雑であったようだ。しかも急に冷え込んだ。まるで一足飛びに冬が来た様な心持である。自転車に乗るだけなのに、夕方にはインナー付きのブルゾンを着こんでしまった。一昨日のツーリングの時の暑さが嘘のような冬日である。気温といい、渋滞といい、返すがえすも一昨日のツーリングは幸運であった。
 三日ぶりに月を仰いだ。冬空のような、雲一つない東の空に僅かに右上の欠けた円い月が明るく輝いている。満月は見損なったが、土曜日にもほぼ円い月を仰ぎ、早くも正月仕度をしている兎をじっくり見られたので良しとしよう。今日は、南の空には未だ早い時間にも拘わらず、既に天頂近くに明るく輝く惑星が昇っていた。木星土星であろうか、大きな星である。気分もすっかり冬モードになってしまった。
 ブログにインドンネシア旅行記を載せるので、古い写真の整理を始めた。ブログの、図らずもの効用である。30年分に近いフィルムが幾つものカートンに無造作に放り込んである。元々写真は嫌いではなく、気に入った被写体にはやたらにシャッターを切るほうなので、フィルムの数も半端ではない。保存が悪く、古いフィルムは所々感光したようになってしまっているし、同時プリントと一緒にしてあるフィルムには折れ目がついてしまったり、プリントは脱色したりお互いが貼りついてしまっていたり、今までの無精にバチが当たって散々の体である。多少言い訳をすれば現役時代にはとてもそんな時間的余裕はなかったのだが、やはり言い訳か。
 一本、一本正体を見極め記憶を辿り、メモが残っているものはメモを頼りに、デジタルに焼きなおすものとファイルに移すものとを仕分けながら、この数日何度近所の写真屋に通った事だろう。写真屋にフィルムスキャンしてデジタルにして貰ったものは、自分で改めて表題を付けてCD-Rに焼きなおしている。デジタルにしないものは、新たにインデックスを焼いて貰いフィルム用のファイルに整理している。
 やっと半分位が整理できたが、悲しいかな、かなりのショットがお釈迦になってしまった。前後のショットを見て、こんな写真もあった筈だと思われる場所が感光したように赤くなっていたり、逆に何も映っていないが如くに透明になってしまっているのである。特に海外で現像して貰ったものにダメージが酷い。フィルムは経時変化するとは聞いていたが、いざ現実に目の当たりにすると淋しいものだ。
 CDも同様、何れダメになると言う。メーカー保証は紫外線などから普通に保護されていて10年と言うから、その前にコピーを作っておかないと、折角デジタルにした写真もそのうちまたダメになってしまうのかも知れない。