baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 お正月二日目

 大晦日からほぼ36時間飲み続けて、流石に今日は飲み疲れで朝寝坊をしてしまった。それでも昼から千葉の兄の家へ年始に行く約束である。仏壇の両親にお参りもしないといけない。と、バイクで出かけた。
 環七、水戸街道、例年よりも大分車が多い。やはり年末の高速の値引き無しが影響しているのであろう、それと何よりも折からの不景気である。今年は東京で年越しの人が多いようである。
 昔は正月は慣れない人とほろ酔いの人の車がウロウロとしていて車が少ない割に移動に時間が掛った。今はほろ酔いはいないと思うのだが、その代わりにマイペースの人が増えた。エコの走りを心掛けているのか、単に周りの事が気にならないだけなのか。それとマイペースの年配のドライバーが圧倒的に増えた。追い越し車線をのったりもったり、マイペースで走るものだから後ろが渋滞する。突然訳の分からないところでブレーキを踏む。かと思うとウィンカーを出すより早く突然曲がる。年配の人、と言っても僕と似たような年代の人も含めて、は自分が鈍くなっている事を自覚して、殊更周囲に迷惑を掛けない運転を志すべきである。さもねければ傍迷惑だからもう運転はやめた方が良い。運転し慣れない人は昔ながらで、曲がり角が分からなくてウロウロするがお正月は仕方がない。お互い様だから、譲り合おう。
 僕はと言えば慣れない道で、更に帰りは往きの混雑を避けようと初めての道を試してみたので、右折しなければならないところで気付くのが遅れて黄色い車線を跨いでしまった。空いていたので周囲に迷惑を掛けた訳ではないが、直ぐ後ろにパトカーがいて怒られてしまった。曰く、「そこのバイクの運転手さん、ここは車線変更禁止です。」しまった、また捕まったかと観念したら、お正月だったからか、怒られただけで見逃してくれた。ラッキー、今年は良い事がありそうだ。
 元日から寒いという予報をジャカルタで何度も聞いていたのだが、ちっとも寒くない。地球温暖化のせいであろうか、それとも歳で鈍くなったのであろうか。歳と言えば、我が麗しのヘップバーンのフィルムが今テレビで流れている。僕の友人の指揮者は、スイスで晩年のヘップバーンと親しく食事を共にしたりお喋りをしたと自慢する。とんでもない野郎だと腹が立つが、そんな奴はどうでも良いのであって、晩年のヘップバーンは若い頃の面影とは程遠い老人になってしまったが、ユニセフに貢献して、ユニセフ大使として貧困国を回り募金の呼びかけでしばしば新聞やテレビに出ていた。往年の美貌は見る影もなかったが、晩年もまた酷く素敵な人であった。僕も格好良く歳を重ねようと思う。明日は不良外人ライダーの新年昼食会が鎌倉である。最年長の僕だが格好良くショーアップしよう。