baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

小沢一郎と朝青竜

 毎日寒い日が続くが、日中は陽が照って、風がなければ気温程寒さを感じない。隣家の大木に、三が日に鶯が2羽遊びにきたまま暫く姿をみせなかったのが、今日また1羽姿を見せていた。節分も終わり、ふと春近きを感じる一瞬である。そういえば大嫌いなカラスも心なしか活発になってきたようだ。来週にでもなれば三寒四温が始まって、春の足音が聞こえ始めるのだろうか。
 今朝の新聞は昨日の本ブログ同様、小沢一郎と朝青竜の記事が大見出しで踊っていた。小沢一郎については不起訴でも灰色の疑惑晴れずの論調である。しかしいくら灰色と言っても、司法では白か黒しかないのだから、やはり白なのである。何とも釈然としないのは誰でも同じだろうが、これだけ世間を騒がせたのだから検察からもう少し説明があっても良いような気がする。今日の新聞記事でも、やはり公判に意欲をみせる特捜部を上層部が押さえた構図であったようだ。普通の民間人なら間違いなく起訴されたケースである。
 一方、元秘書の石川和弘が今日保釈され、野党からは議員辞職勧告が出される反面、小沢の提灯持ちの山岡国対委員長は「今回の起訴は秘書時代の行為に対するもので、議員になってからのものではないから審議するにあたらない」と党内の意見を纏めているニュースが流れた。刑事で起訴されるような人間が国政を司る国会議員であることが問題なのだが、違法行為が国会議員になる前なら何ら問題ない、という自浄努力も倫理観の欠片も感じられない屁理屈を公然と吐いていた。小沢一郎の側近は小沢大事で最早まともな判断力もないのかと、開いた口が塞がらなかった。昨日の輿石といい今日の山岡と言い、国会議員としての矜持を何処かに置き忘れた、もう醜悪としか言い様のない小沢擁護一辺倒の発言であった。
 朝青竜については、ファンはともかく識者の意見は已むを得ないという声が圧倒的に多かったようだ。僕は未だ処分が甘いと思うが、少なくともこれ以上土俵が穢される事はなくなってほっとしている。今日になって師匠の高砂も監督不行き届きで二階級降格と言う罰が下ったというニュースが流れた。これでもまだまだ甘い処分だとは思うが、一応相撲協会にも何らかの罰を与えなければいけないという常識はあったようだ。昨日は師匠は不問かと思ったので腹立たしかったのだが、やっと多少は溜飲が下がった。少なくとも相撲協会民主党よりは遥かに増しである。