今日は十五夜

　今日はバリの十五夜であった。午後からバリ・コレクションと言う観光客の集まる広場に行ったら、何やらいそいそと祭壇を作っている。何だろうと聞いたら、今日は年に一度のお祭りだと言う。更に色々聞いていたら、今日は十五夜だったのだ。広場に出店している「そごう」やスーパーマーケットから夥しい数の専門店やレストランの従業員が、みな着飾ってお供えを持って三々五々集まってくる。
　　　　　　

　ココナツの葉で飾りを作っている人もいる。
　　　　　　

　そして祭壇が出来上がった。後ろの一段高いところの、傘の下にヒンドゥーの神様の石像が鎮座している。
　　　　　　

　そのうちにお経と全く同じ抑揚の声が聞こえてきた。今日のお祭りを仕切る人の．．．．．やっぱりお経である。

　みんなでお参りして、そして楽しそうにお喋りをしている。

　そのうちに、可愛い舞姫もやって来て、お祭りは夜まで続くそうである。ガムランが鳴り出すと、独特のリズムなのだが、何だか体が動き出してしまう。舞姫は8歳だそうだが、自分で鏡を見ながらメークして、一緒に写真を撮ってもらえばポーズをしてくれて、もう立派なプロである。そして何よりも、踊りが日常に溶け込んでいる。


　みんなとお喋りをして、舞姫たちとも仲良くなって、今日は凄く得をした気分の半日であった。