baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 中途半端な連休初日

 折角の三連休が雨の幕開けである。本来、今日は二回りほど年の違う若い人たちとツーリングに行く予定で、二月も前から楽しみにしていた。三連休なので道も混むであろうと、擦り抜けに有利なZZRを使う事にして、昨日は前輪タイヤも交換し、ガソリンも溢れんばかりに入れて貰って準備万端整えていた。しかし、どうにも天気が悪そうなので昨日の夕方になって、一日延期する事にした。ところが明日も昼過ぎまでは雨模様。
 ツーリングといっても旅に出るのではなく、峠道を走りに行くのだが、これだけ雨が降ると山道は滑り易くなってしまう。山側からは地下水が溢れだして、そこかしこで水の流れが路を横断し道路を濡らしている。アスファルトに積もった泥や落ち葉が、しっかり水を吸って足下を掬う。しかもこの時期には、何の木から落ちるのか、道路一面に散らばった花か花粉が水を含んでヌルヌルになっている路もある。去年の調度今頃、やはり雨上がりの299号の麦草峠で酷く怖い思いをした。だから無理して行っても余り楽しくないし、増してや新品のタイヤではつづら折れの濡れた路は皮が剝けるまでの間は恐い。月曜日は天気が良さそうだが、現役の人達は月曜日から出張だと言うので、止むを得ず延期とした。誠に残念であった。
 大体、例年10月10日は1月1日や11月3日同様異常気象日で、毎年運動会にぴったりの日ではなかったか。今年は紅葉も大分遅れているようなので、天候全体が後ろにずれているのかも知れないが、僕自身も何だかすっかり季節感を喪失してしまったようである。夏の、気の狂いそうな猛暑、それに続く真夏の様な残暑、そしてやっと秋らしくなったとは言え紅葉は遅れ、気候も気温も何だか落ち着かない。洋服にしても、この季節に何を着たら良いのか分からなくなってきている。電車に乗っても皆服装がマチマチで、衣替えという習慣も何処かへ行ってしまったようである。
 仕方がないので今日は読書の日とした。一昨日の、小泉純一郎が講演で引用した本を早速二冊注文したのが、今朝届いたのだ。しかし、一旦アウトドア・モードにギアが入ってしまったのでどうも落ち着かない。結局、今日は何とも中途半端な連休初日となってしまった。