baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 明けましておめでとうございます

 明けまして、おめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。


 穏やかな晴天が続いた東京の三が日であった。親戚を訪ね、友人を訪ね、長閑な正月であった。
 写真は3階に借りている我が家のベランダから、ビルの谷間に見えた富士山である。正月に訪ねて来た友人が、今時東京で富士山が見える家に住んでいるなんて凄い、と感嘆するので、そんな事はあるまい、何かの間違いだろうとバカにしながら外を覗いたら、成る程富士山である。今まで8年間、一度も気付かなかった。普段は全く見えないのである。現に今日の昼前からは、何処に見えるか分かっていて目を凝らしても、もう全く見えなくなっていた。高層ビルからなら、今でも天気が良ければ見えるのは知っているが、低層からは空気が汚れていて普段は全く見えない。それが正月なら見えると言う事は、東京の空気の汚れは未だに相当酷いと言う証であろう。工場が止まり、道路は混雑するとは言いながらも交通量全体は大幅に減り、中んずくトラックが殆ど走らないと空気がここまできれいになるという証拠である。
 政治は相変わらずの、期待薄の幕開けである。外交や経済協定など外に目を向けなければいよいよ日本はダメになるというこの時期に、相も変わらず内向き、外交音痴の民主党であるが、それだけではなく民主党内部の内輪揉めがいよいよ膏肓に入って来た。参院の捻じれだけではなく、与党内でも捻じれて来たようである。菅直人の新年会に集まった議員は50人だったのに対し、小沢一郎の深沢の自宅での新年会には一新会北辰会を中心に120人も集まったそうである。そしてこの二人の確執が、仙石由人や鳩山由紀夫をも巻き込んでいよいよ顕著になってきた。一方で、国民の8割が小沢一郎の政治とカネの問題に疑問を抱いているのに、新人を中心とする議員の小沢人気は相変わらず余り衰えを見せていない。少なくとも表向き小沢がバラ捲いた金は一議員当たり高々200〜500万円だと言うのに、金の力は本当に恐ろしい。政治家は結局は花より団子なのだという事を、まざまざと見せつけられる思いである。
 今年も政局は予断を許さない、不安定な幕開けであるが、日本の一刻も早い再生と、子供たちの代へのツケ回しを少しでも軽減すべく、無力ではあるがまたブログを書き綴るので、読者諸氏には今年も宜しくご支援をお願いする所存である。