baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

東京スカイツリー

 昨日は久しぶりに天候が良かったので、午後からバイクで散歩に出た。特段行く当てもなく、正月に友人が孫を連れて見に行ったと聞いたスカイツリー方面を目指して走り出した。うっすらと汗ばむほどの、久しぶりの温かな陽気である。僕は下町の道が良く分からないので、一番分かり易い言問通りから言問橋経由で業平橋へと走った。正月明けのせいか、三連休だと言うのに道は然程混んでおらず快適であったが、白バイやパトカーが多かった。
 業平橋駅の手前で曳舟川通りに入り見上げると、とても530mもあるようには見えない。高い事は高いのだが、もう高層ビルと見分けが付かない高さでしかない。
        

 高さ350mの第一展望台の横に三日月が上っている。何だかモスクのミナレットが彷彿とする。この更に上の膨らんでいるところが第二展望台で、高さ450mだそうである。この高さになると、天気が悪ければ雲に隠れてしまう。上の写真では三日月が良く分からないが、引き延ばすとこんな具合である。肉眼だともっと鮮やかである。
        

 高層タワーと三日月の取り合わせに、中々悦に入った。業平橋は携帯やデジカメをかざす人で歩道は一杯である。僕はそこを通り過ぎて浅草通りに入り、山谷の辺りから別の角度の写真を撮った。
        
 
 アルミの様な色合いの構造体に西陽が当たり美しい。ここから更に押上駅横の踏切を渡ったら、踏切はスカイツリーの写真を撮ろうとする人で黒山となっており、ご丁寧に「線路の傍では危険だから写真を撮らないで下さい」という立て看板まで立っていた。成る程、踏切の真ん中で見上げると障害物がなく良く見える。
 脚の外側にゴンドラ様の物ががぶら下がって見えたので、高所が苦手な僕はそこに登る事を考えただけでも鳥肌が立ったが、良く見ると実は周囲に何箇所か同じような構造物が付いている。上の、三日月の写真も良く見ると手前と左側に、300m位の高さの処に付いているのが分かる。恐らくメンテナンスかエレベーター用に作られた部屋で、遠くから見ればゴンドラ並みの大きさだが、実物は結構大きいのであろう。しかし、それにしても僕はやはり上りたくない。
        

 後100m積み上げれば予定の634mとなり、この3月には外観は完成するそうである。ブログでも書いていないと絶対に見にいかないと思うが、これもブログのお陰で世間がまた少し広くなった。
 帰り道で、新宿の近くで突然白バイが左の側道から僕の目の前に、僕を見ながら飛び出してきて赤ランプを回しだしたので、何が何だかわからぬままにドキッと心臓が止まりそうになったが、狙いは僕ではなかった。人騒がせな白バイなので、後から追い越す時に睨みつけたら流石に警官も会釈していた。