baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 久しぶりの金沢

 数ヶ月ぶりに金沢に来た。年末から連日、日本海側は雪との天気予報をずっと見てきているので、余程の雪かと覚悟して来た。小松空港自衛隊が共用しているから何時も雪掻きは迅速で、雪がなくても驚かない。案の定、今日も雪は殆ど見当たらない。ところが、小松の街へ出てもまるで雪が積もっておらず、正直拍子抜けであった。それが金沢へ入ると、あちらこちらに雪掻きの雪が山になっていて、空き地は真っ白に根雪が残っている。金沢は雪景色の似合う町だから、期待が適って少し嬉しくなる。久しぶりの雪景色である。更に今日もまた夕方から雪が降り出し、今は深々と降り続いている。このまま降り続けば明日の朝には結構積もることであろう。
 とは言え、金沢も予想から言えば連日の雪とは思えないほど雪は少ない。地元の人に言わせれば、例えば今日は午前中に雨が降ったので消えてしまったらしい。要するに、街中では昔ほど雪は積もらなくなってしまっているのだ。しかし、そんな金沢からちょっと外れた白山市では、一歩大通りから入れば未だ相当の雪との事。更にそこから車で30分程の山の中、白山市在住の知人のセカンドハウス辺りまで行くと、2mから積もっていて一階の玄関のドアは完全に埋まっているそうである。昨日知人が雪下ろしのためにセカンドハウスに行ったとかで、その時の写真を見せて貰えば、二階の屋根の雪が一階の軒下まである雪と完全に繋がってしまっている。その昔、越後湯沢で見た景色と一緒である。やはり、例年よりは明らかに積雪量は多いそうである。ラ・ニーニャ現象の影響は、間違いなく白山市にまで及んでいる。
 夜、片町を歩いたが、歩き慣れないので足下が滑る。雪を覚悟して雨靴を履いてきたのだが、それでも未だ滑る。懐かしい感触である。そして、北陸の海の幸に舌鼓を打った。紅箱蟹、のど黒の塩焼き、ぶり、等々やはり北陸の魚は美味しい。更には美味しい北陸の酒である。仕事で来たとは言え、特に冬の金沢は美味しい食べ物と酒が溢れていて、何とも堪らないのである。