baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 余りにず太くて、もう負けそう...菅直人

 参院選で大敗しようが、統一地方選で惨敗しようが、馬耳東風、蛙の面に小便、糠に釘、暖簾に腕押し、本当に豆腐の角に頭ぶつけて死んで欲しいくらいオタンチンの菅直人である。小沢一郎をして「菅直人はしぶといから簡単には辞めないよ」と言わしめたのも宣なるかな、参院予算委員会での答弁を見ていると全く辞める気はない。
 当人は東日本大震災が襲った時に首相であった事に運命を感じる、今はやるべき責任を果たす事しか考えていない、とふてぶてしい。福島原発の炉心の圧力を下げる為のベントが経産大臣の命令から7時間も掛ってタイミングを逸したのは、間違いなく菅直人の単なる政治的なパーフォーマンスを目的とした突然の原発訪問が理由である。東電の清水社長が国会で色々と釈明をしたが、そんな理由で7時間も時間を無駄にする筈がない。経産大臣の命令と前後して菅直人が視察に来ると言う情報が入ったので、視察が終わるまではベントを延期し、その為にタイミングが遅れてしまったのである。その結果が水素爆発に繋がったと言われても、誰にも否定のしようがあるまい。
 参院戦でも統一地方選でも国民はもう民主党政権に嫌気がしているのである。その位の事はいくら鈍くても、鳩山由紀夫ならともかく菅直人なら分かるであろうに、全く意に介していない。言葉を変えれば、国民はこの日本の大事の時に責任が取り切れない、器が小さくリーダーシップにも欠如している人間には早く責任者の地位から辞任してもらい、多少なりとももう少し頼り甲斐のある、願わくば明確な将来ビジョンを有する人物に国をリードして欲しいと思っているのである。それを何を勘違いしたか、自分に責任があるかの如き発言である。過半の国民はもう菅直人にそんな事は期待していない事は一連の選挙結果からも明確だと思うのだが。
 事は内政に限らない。今は大震災の陰に隠れて殆ど話題にもならないが、世界はその間にも着々と動いている。国内は勿論大震災からの復旧、復興で超多忙なのは分かるが、日本は世界に対しては大震災だからと何時までも甘えてはいられないのである。既に一ヶ月半経ったのだから、もう大震災があったからでは済まなくなって来ている。しかし、民主政権の外交音痴は止まる処を知らない。
 例えばTTPである。菅直人は6月にTTPにどう対処するかの結論を出すと言っていたのに、一体どうするつもりなのか。大震災がありましたから、などと後からのこのこ出て行って言いたいことを言おうとしたところで、時すでに遅しで誰も相手にしてくれない。多国間条約は日本の思惑とは無関係にどんどん構築されて行く。領土問題も、もう遥か彼方に消えてしまったが如きであるが、ロシアも韓国も中国も、誰もタイムしてくれている訳ではない。為替も対ドル80円で既成事実化されてしまっている。
 もっと卑近な事を言えば、大震災に際しては130ヶ国以上の国から援助を受け、更に一部の国からは緊急支援隊を受け容れた。緊急支援隊や援助の受け入れでは相当な非礼があったと聞くが、もう1ヶ月半も経ったのだからそれぞれの国に答礼をしなければ本当に礼を失することになる。49日が明ければ香典返しをするのは常識である。にも拘わらず、国会で何やら感謝の意を議決した程度で、首相特使が各国を答礼に歩くなどと言う話はおくびにも出て来ない。成り上がりの民主党には首相経験者が鳩山由紀夫しかいないのは分かるが、こんな時こそ自民党の首相OBにも頭を下げて、首相特使として答礼行脚をして貰うべきなのである。そうすれば、ついでに原発事故の風評被害にも楔を打てる。しかし実体は、そんな事には全く血が廻らない非常識極まりない亡国の政権なのである。
 菅直人よ、貴方には日本の宰相に相応しい常識もリーダーシップも感性も知能もない。そんな貴方がこの国難に当たって真っ当に責任を取れるとは誰も思っても居ないし、願ってもいない。この未曾有の国難の時に貴方が偶々宰相であった運命を、国民は皆呪い憂いているのである。今貴方に出来る事は一刻も早く政権の座から降りる事である。それが我が国にとって最大の救国となる。