baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 GW初日

 今日からGWが始まった。今年は、特に関東から以北は、東日本大震災の影響でGWも低調かと思っていたが、朝から高速は大渋滞になった。お盆やGWの普段の大渋滞は余り知らないので普段との比較は出来ないが、とにかくやはり凄い渋滞なのであった。
 今日は軽井沢へ行く予定をしていた。知り合いのギャラリーのオーナーが、旧軽井沢にあった従来の支店の場所を少し動かして、新装開店したので見に来て欲しいと言う事だったのである。数日前からGWの期間中の渋滞予想を見ていたらやはり今日は下りの渋滞は相当なものと予想されていたので、初めから午前中の渋滞は避けるつもりでいた。朝出るなら3時とか4時に出ないと意味がない。しかし、久しぶりに夜一緒に食事をしようと言う事だったので、余り早く行っても時間が半端になるという事もあった。
 朝起きてラジオを付けたら、もう関越は30km位の渋滞になっている。それが正午には40kmにもなっていた。何だ、普段のGWと変わらないではないか。色々言われてはいるが、それでも結局は結構みんな出掛けているようで、それはそれで結構な事である。被災地の人達や原発の事故で強制避難させられている人達には何とも申し訳ないのだが、だからと言って日本中が落ち込んでしまっても仕方がない。
 とは言え、そんな渋滞の中を出掛ける決心をするのには相当な勇気が要った。それでも勇を鼓して、東松山まで川越街道をゆく事にして1時半頃に家を出発した。高速が混んでいる時は下道も混んでいるという定石通り、川越街道も随分混んでいたが、それでも東松山まで2時間少々で行くことが出来た。東松山で関越に乗り、花園までは未だ多少渋滞であったが、そこから先は快調で5時過ぎには旧軽に着いた。高速代が週末1,000円になってから初めて、正真正銘1,000円しか払わなかった。東松山までは首都圏と言う事で別料金なので、普段は練馬から乗って1,750円だかを取られていたのである。東京と大阪は人口が多いので差別されているのである。
 碓氷峠を登ると、未だ陽が高いというのに大分寒くなって来た。軽井沢では車がかなり渋滞している。JRの南側に近年出来たモールや大型店が車を引き寄せているのである。目的地のギャラリーは今までの店とは趣を異にして、格段に明るく、広くなっていた。お祝いを述べて一頻り歓談した後、近所のレストランにスタッフやオーナーの家族共々夕食に出た。夕食の帰り道では道端の温度計が4℃とか5℃になっている。東京から見ると未だ凍えるように寒い。増してや東北では定めし寒かろうと、また被災地の人達の事を思い出してしまう。
 ギャラリーでまた一頻り歓談した後、10時半に暇乞いをした。こんな事もあろうかと念の為にダウンのインナーを持って出て大正解であった。青空駐車していたバイクはすっかり冷え切って、タイヤの空気圧は下がってしまい、バッテリーも電圧が下がり、走り出して20分位はずっと警告がフラッシュしていた。そして藤岡の辺りまでは、アンコが入っていない普通の手袋をした手が悴んでいた。それでも流石に夜の11時を過ぎると関越に車は少なく、快調に2時間程で家に辿り着いた。途中、関越を出て環八を走っていた時、井荻トンネルでもう夜中の12時を過ぎているというのに、スピード違反で覆面に捕まっている車がいた。警官もご苦労な事ではあるが、そんな時間に捕まるドライバーもご愁傷様なことであった。