baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 GW五日目

 GWもいよいよ後半に入った。今日は10時に秩父芦ヶ久保の道の駅で落ち合う約束をしてある。相手は先月普通二輪の免許を取ったばかりの昔の職場の仲間、免許を取ってからもう500km走ったから少しは上手くなったので一緒に走って下さい、と頼まれた。僕の影響で免許を取ったり、今教習所通いしている人間がこれで4人目となる。少しはアフターサーヴィスもしないといけないので、付き合う事にした。
 朝6時にテレビを見ると、もう高速は大渋滞している。秩父へ行くには中央高速で八王子方面へ出るか、関越自動車道鶴ヶ島か嵐山辺りから行くのが早いのだが、どちらの高速も予想通りとても実用に耐える状態ではなさそうである。意を決して下道で行く事にした。先日の軽井沢行きの伝である。
 7時に家を出たら、高速の大渋滞に反して青梅街道はガラガラである。出掛ける人は朝早くから高速に乗り、こんな日に車に乗るのは馬鹿くさいと思ってる人は出掛けないから、一般道路が以外と空いていたのであろう。一時間ほどで青梅に着いた。青梅からは53号線で正丸峠を巻いて299号線へ出るのだが、青梅街道が余り空いているので直接53号線へ入らずに、軍畑まで行き過ぎてから193号線経由で53号線に出た。53号線は僕のお気に入りのルートで、地元の生活道路だから余りスピードは出せないけれども、何時も空いていて、しかも適度にワインディングあるの良い道である。193号線も今日は殆ど交通がなく快適であった。

 (GW期間中の朝の9時頃だと言うのに、都内に車影が見えない道があった)

 53号線に出るとやはり多少の車は走っていたが、他の車は殆ど気にならずにマイペースで走る事が出来る程度に空いている。今まで気付かなかったのだが、道端にお茶畑があったので証拠写真を撮った。狭山茶だろうか、何茶だろうか。

 299号に出たらそれまでとは打って変わって車が数珠繋ぎになっている。秩父の芝桜見物の人出か、はたまた高速の大渋滞を逃れた信州方面へ向かう車の大移動なのだろうか。僕はと言えば色々道草を食ったのに、予想に反して余りにも道が空いていて早く着き過ぎてしまったので、芦ヶ久保の付近を少し散策して暇を潰した。何とも鄙びた西武線の駅があった。

 そのうちに時間になり約束していた仲間も来たのだが、もう疲れ切っていて少し休ませて欲しいと更に30分程道の駅にいた。秩父の朝は未だ少し肌寒かった。299号は余りに混んでいるので、今日は秩父は諦めて、僕が今来た道を引き返して奥多摩に行く事にした。僕が先導して随分ゆっくり走ったのだが、未だ直ぐに引き離してしまう。大型のピカピカのバイクに乗っている僕が普通のバイクに追い抜かれて、少し恥ずかしかった。

  (少しガスが出ている奥多摩湖、旧称小河内ダム
 天気が悪くなりそうなのと、仲間が疲れて来ているので奥多摩湖畔で昼食を取り、そのまま帰途に着いた。と言っても小菅、丹波山を抜けて桧原村経由武蔵五日市まで行ったから、ツーリングの続きと言えば続きである。桧原村ではニホンザルが道を横切った。未だ都内にも猿がいた。
 中央高速は午後になっても相変わらずの大渋滞、しかも上りも混み始めるという予想もあったので帰りは甲州街道から東八道路で帰った。流石に一般道もこの時間になると普通に混んでいた。仲間はこの頃になると大分スピードにも慣れて来て、何とか付いて来られるようになっていた。もっともカーブがないからかも知れない。その中に雨が本格的に降り出して来た。早目に切り上げて正解であった。家に着いた時にはもう4時になっていたが、本日の総行程は高々270km程だと思う。家の近くで給油をした時に、余り気にもせずにトリップメーターを戻してしまったので、定かではない。