baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 今日の出来事

 仕事を別にすれば、今日は特段変わった事も無く、天気もパッとせず、話題に乏しい一日であった。
 ボランティアでインドネシア語の翻訳をしている茨城県から先週翻訳の依頼を受け、2〜3時間ほどでメールで送り返したのに一向に受領確認が来ない。先方の担当者が忙しいのであろうと思っていたが、今朝になっても何の音沙汰もないので電話を入れてみた。すると、未だ僕のメールを受け取っていないと言う。慌てて再送したところが、受取人に拒否されたと言う自動配信メールが返って来た。よくよく詳細に読んでみると、バラクーダと言う、アンティヴィールス・ソフトかファイヤーウォールが、僕のメールアドレスにスパムやヴィールス汚染メールが多いと言う理由でブロックしてしまうと書いてある。
 早速バラクーダに連絡を入れて詳細を聞き出したところ、僕のIPが問題なのではなくて、僕のメールのプロヴァイダーがブラックリストされていると言う。余りPCに強くない僕には何とも分かり難い話なのだが、理解も曖昧なままプロヴァイダーに連絡をしてみた。最初に応対した男は、事象は分かったがそれ以上の事は分からないので、調査をして貰う事を約して電話を切った。ところが、それから5分と経たない中に彼から電話があり、この問題は他からもクレームがあり、既に対応を始めているので来週半ば位までには解決する見込みとの連絡であった。世の中便利になればなる程、より複雑な新しい問題が発生する様である。件の翻訳は、何とか迂回路を見付けて、最後は送信する事が出来た。
 昼は93歳になる叔父と昼食を共にした。この叔父は僕の父親の末弟なのだが、子供に恵まれず、伴侶にも10年近く前に先立たれ、今は一人暮らしをしている。施設に入る様にしつこく勧めているのだが、頑強に抵抗されている。色々な想い出のある自宅から出るのはどうしても厭な様である。この天涯孤独の叔父の最後を、別に長男でもない僕が親父の遺言で託されてしまった。正直なところ少し迷惑なのだが、かと言って誰かが面倒を見なければならないのだから、止むを得ず時々食事を奢ったり、地デジテレビを選んだり、自宅に監視システムを入れて貰ったりと、何かと面倒を見る破目になっている。先日は遅ればせながらも地震で倒れた本箱を、元の場所に納めに行ったばかりである。順番で行けば僕が最後の面倒を看るのが順当なのだが、親子ではないから叔父の交友関係も、それどころか貴重品の置場所も定かではないから、何か起これば定めし手間が掛りそうである。
 93歳という高齢で、既に背丈が大分縮まり背中もすっかり丸くなってしまったのに、未だ元気一杯で、食事の約束をすれば一人で地域のミニバスで出掛けて来るし、何よりも食欲が物凄い。30歳も年の違う僕と大差ないほど良く食べる。やはり長寿の秘訣は足腰と胃腸の丈夫さにあるようである。食事の後は恒例のコーヒーを飲んで分かれた。驚くまいか、彼は時にはコーヒーにアイスクリームやケーキを付けるのである。こうなると、もう僕は完全に凌駕されてしまう。先週は岐阜の飛騨高山と郡上八幡に一泊旅行で行って来たらしい。まあ元気は結構な事である。
 月の写真が思うように撮れずフラストレーションが溜まっていたのだが、色々いじりまわしている中にマニュアルと異なるカメラの反応に夕べ気付いた。今日、帰宅後にサーヴィスセンターに相談したら、どうやらカメラが故障しているらしい事が分かった。昔のカメラと違い今はマイコンだらけであるから、故障もまるで素直ではない。同じ操作でも、故障が出たり出なかったりする。僕は複雑な操作に自信がないから、中々カメラの故障と断定出来ずに長引いてしまった。
 訊けば修理費もバカにならない高額になるらしい。問題のカメラは、扱いが複雑な上に図体が大きくて持ち運びが不便なので、普段は滅多に使わない一眼レフである。しかし、むしろ滅多に使わない事が却って故障を誘発するのかも知れない。明日はこれをサーヴィスセンターに持ち込む事とした。それ以外にも、明日は会社の給料日なので銀行にも行かなければならないし、経理も明日と月末は毎月の中で一番忙しい日である。
 何も話題がないようで、こうして羅列してみると結構気忙しい毎日なのかも知れない。