baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 また壊れたキャリーバッグの足

 以前修理して、このブログにも自慢気に写真を載せたキャリーバッグの足が、実はジャカルタ一往復半で壊れてしまっていた。一往復目で、足にヒビが入っているのに気付き、次の片道でヒビの部分から足の半分位が欠落してしまった。壊れたと言っても、木から削って黒く塗った足がネジの部分から割れてしまったもので、残った部分が足の役目はしていたので、以前の様に手を放すと倒れてしまうと言うことではなかった。しかし、ネジの一部は露出してしまって危険だし、荷物をチェックインする度に、既に破損しているという紙に署名させられて、その紙が鞄に貼られるので少し恥ずかしい。何にも増してジャカルタは荷扱いが荒いから、残った部分が何時取れてしまうか分からないので再び直す事にした。もう充分使ったから買い変えても良さそうなものだが、足さえ直せば未だ未だ使えるので勿体なくて棄てられない。
 木では保たない事が分かったので、ゴム製のドアストッパーを色々物色してみた。しかし、寸法的に合う物や、必要な形に加工出来る物が中々見付からない。プラスチックの塊は売っておらず、簡単に成形出来るプラスチックも検討したが強度が到底保ちそうもない。何かもっと適当な材料はないかと、暇な時に東急ハンズで色々物色していたら、何と色々な形や大きさの、と言っても形は円か四角か三角だが、ゴムの塊を200〜300円で売っている。塊だから簡単には割れたり折れたりしないであろうし、適度に弾力もあって、目的にピッタリではないか。早速、必要なサイズより一回り大きい物を一つ購入した。更に加工用のダイアモンド鋸を購入したら、こちらは1500円ほどに付いてしまった。
 持ち帰って、ダイアモンド鋸で大きさを揃え、後は得意の繰り小刀で角を落とし、ネジで取り付けたら写真の様に蘇った。既にジャカルタを一往復したが、今の処ビクともしていないから、今度は少しは保つものと期待している。プラスチックの成型品である対の足とは似ても似付かない形だが、そんな事に気付く人はまずおるまい。真ん中辺で出っ張っているのは、写真では判然としないが反対側のキャスターである。

 木は細工はし易いし、仕上がりも綺麗だが衝撃に弱い。プラスチックは便利だが、一旦固まってしまったものは加工し難いし、自分で丈夫な物を成形するのは難しい。そんな時には、このゴムの塊がお勧めである。本来、どういう目的で売られているのか良く分からないが、糸鋸やナイフで加工が出来るから、材料に困った時には一度当たってみると良い。但し、木やプラスチックに比べると重いので、大きな部品には余り向かないかも知れない。