baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 バリから

 暫くブログをサボっていた。スランプで、文句も言い飽きて、やっぱりホワイトハウスに行きそうな勢いの、そして日本をぶっ壊し続けている菅直人に対して余りに無力な自分が情けなくて、何かを発信する気力が失せていた。
 だからと言う訳ではないが、またバリに来ている。僕はバリで束の間の休暇を取る為に一年間働いているようなもので、年に一度のバリ行がエネルギーの源である。今回は中々スケジュールの調整がつかずに、23日から5日間だけであるが、何時来てもバリは安らぎの場である。食事も美味しいし、海も空も抜けるように青く、朝から晩まで一日中、カラッとした海風が優しくそよいでいる。昼間でも日陰に入れば涼しく、朝晩は女性なら薄手のカーディガンを一枚羽織るのが調度良い程凌ぎ易い。何処へ行っても人は親切で、忘れ物が出てくるのは昔の日本並み、今の東京では考えられないほど皆正直である。勿論どこにも例外は居るから保証の限りではないが。やはり僕には「最後の楽園」と呼ばれるのが相応しいと思える場所である。
 今回は宿泊しているホテルから目と鼻の先の、べノアという漁港へ行ってみた。べノアという名の場所はお互いに近くながら二ヶ所あり、方やべノア、方やべノア岬と呼ばれる。漁港があるのはべノアの方である。若い漁師は小さな漁船に住み込んでいる。漁港で休んでいるときにはシャンプーをしたり洗濯をしたりして、次の操業に備えている。沖の漁船から魚を受け取って港に運ぶ冷凍船もいた。これも小さな船である。


 その漁船の隣には観光船が並んでいる。グラスボートもあれば伝統的な竹のフロートのついた細長い船もある。

 そのうちに、国旗が垂れていて船籍が分からないのだが、超豪華な外洋クルーザーが入港してきた。どこかの大金持ちが世界一周でもしているものか。

 これは泊まっているホテルのマスコット・モンキーである。色々な服装があって可愛らしい。

 明日一旦日本に戻り、週末を挟んでまた来週の月曜日から仕事でジャカルタに来る。随分能率が悪い話ではある。