baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 暴露された菅直人の素顔

 今日の衆院予算委員会で、先日質問が出た菅直人の胡散臭い外部団体との癒着が改めて質問された。質問したのは自民党古屋圭司である。先日の、未だ調査不足段階での質問と違い、今日は大分具体的な質問であった。その質問を客観的に見て、やはり菅直人極左と未だに通じていると思わせる内容であると思ったのは僕だけではあるまい。
 通称斉藤まさしと称する、実名は酒井剛(サカイ タケル)と言う、極左と自称して憚らない男が主催している団体にここ数年で総額2億496万円の政治資金が民主党菅直人鳩山由紀夫民主党議員、民主党地方議員から流れていたというのである。菅直人は問われて、これらの献金政治資金規正法に則って正しく資金収支が報告されている、とまるでポイントのずれた答弁で誤魔化していたが、そういう団体に民主党が多額の政治資金を融通していた事が問題なのである。
 その団体がどのように問題なのかと言えば、代表の酒井剛は極左主義者である事を自認しており、共産主義革命を究極の目的と公言して憚らない、公安部が従来からマークしている超危険人物であるそうだ。その男が主宰している団体には、市民の党、市民の会、NPPと称する団体などがあると言う。NPPは以前はポルポトから資金援助を受けていたと言う。そして市民の党から三鷹市々議選に立候補した森大志という男は、ハイジャック事件で名高い「よど号事件」の首謀者田宮高麿を父親とし、日本人二名の拉致実行犯である森順子を母親とすると言う。両親が犯罪人だからと言ってその息子が即失格と言う事ではないが、その所属する団体の主宰者の政治信条をも鏡みれば、やはり森大志も日本にとっては極めて危険な存在であるとしか思えない。その男と民主党の立候補者との間を武蔵野市が地元の菅直人が調整し、森大志が最終的に立候補したと言う。しかもこの団体の機関紙には、北朝鮮からも自己を正当化する投稿が時々掲載されていると言う、正に北朝鮮寄りの極左集団なのである。
 また、川崎市の市議選では、やはり市民の党から立候補したごとう祐一を菅直人が応援し、ポスターにも酒井剛と菅直人とごとう祐一が手を握り合っている写真が載っている。そのポスターも今日の質問で公開された。これら一連の事を質問されても、菅直人はそういう個々の事には記憶がない、写真は政治家をやっていれば多数撮られているので一々覚えていない、と白を切る。あり得ない話である。百歩譲って、ごとう祐一の事は記憶にないとしても、酒井剛とあれ程親しそうなポーズをしているのに、そんな写真の事は忘れたなどと国民を愚弄する発言をする事は許されまい。
 2億円を超える莫大な政治資金の支援をし、地元の選挙区では立候補者調整の話し合いをして民主党候補を取り下げ、当の酒井剛は菅直人とは30年来の付き合いで菅直人の選挙運動では今迄ずっと支援してきたと言っている、誰が考えても癒着があるとしか思えない関係である。一方の菅直人は、そう言う団体がある事は承知しているし、選挙で協力したこともあったかも知れないが、主宰者の酒井剛とは特別な付き合いはないと嘯いていた。しかし、この極左集団と北朝鮮のただならぬ結びつきは疑う余地はなさそうであり、菅直人、いや、民主党が、その極左集団と一蓮托生であった事も、融通した選挙資金の巨額さを見れば疑う余地はなさそうである。菅直人政権、いや、民主党政権が唱える拉致被害者救済はお題目だけであっただけでなく、菅政権は紛う事なき極左集団と緊密な関係にあったようである。