baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 クリスマスソング

 毎日寒い日が続く。僕は毎日出勤する訳ではないのですっかり怠け癖がついてしまって、朝は寝床でニュースを見たりする。起きだしても特段やることがなければ寝床の方が遥かに極楽である。うっかりすれば新聞まで寝床で読んだりする。もっとも新聞は寝床では読み難いから、これは滅多にする訳ではないけれど。
 そんな怠け者でも、たまには寒い中から活動開始しなければならない時もある。明日は朝から名古屋へ出掛ける。7時には家をでないと間に合わないので、現役時代ならいざ知らず、今の僕には大変な早暁の出発である。ゴルフは車で行くから未だ楽だし、バイクで出る時は苦にならないのだが、明日は電車で行くのだから大事である。今の東京は日の出は6時50分頃、日の入りは4時半頃であるから、日の出と共に出発する事になる。
 今日は仕事で世話になっている人に癌が見付かったというニュースを聞いた。既に大分転移しているらしい。僕の歳になれば別に珍しい話ではないけれど、憂鬱なニュースである。この頃は手術が出来なくても薬で随分抑えられるから、癌だからと言って直ぐにどうのこうのと言う事でもなかろうが、かと言って転移してしまっていれば全治も難しい。家族から聞いた話で、当人は未だ全てを正確には聞かされていないらしい。精々抗癌治療が効果を上げるように祈るしかない。
 世間はすっかりクリスマスムードになってきた。近所のスーパーでは店員が全員サンタクロースの赤い帽子を被っている。子供の頃はクリスマスと言うだけで、訳もなく浮き浮きした覚えがある。流石に今はそれほどでもないが、それでもクリスマスの音楽を其処此処で聞き、回りが何となく嬉しそうにしているのを見れば憂鬱な気分も少しは紛らわせられる。クリスマスソングと言えば、昔はビング・クロスビーやペリー・コモ、少し下ってパット・ブーン、更に下ってアンディ・ウィリアムスなどがポピュラーであった。そんな中でフランク・シナトラは息が長かった。今は誰が定番なのだろうか?僕は、自分がマライア・キャリー位しか知らない世間知らずである事にハタと気付いた今宵である。