baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 東京は初雪〜把瑠都が初優勝

 連日寒さが続くが、中でも今日の東京は本当に寒かった。朝起きたら辺りが白く、天気予報が当たってしまった。雪はそのまま夕方まで降り続き、東京と横浜は初雪だったとニュースで言っている。それでも東京ではアスファルトの道路では積雪にならずに、道端や歩道に少し雪が積もった程度であった。この週末も寒さは続き、東京でも未だ雪が降りそうな雲行きらしい。
 昼間出掛ける用があったのだが、流石に今日はバイクで出掛けるのは止めにした。車なら大丈夫そうではあったが、タイヤがノーマルなので万が一途中でチェーンを付ける羽目にでもなると面倒だから歩いて出掛けた。東京の電車は降雪には極端に弱いのだが、心配する程の事はなく今日はほぼダイヤ通りに動いていた。それでもバイクだと30分程の処へ、1時間近くも掛けて出掛けるのは不便である。
 道路は場所によっては雪があって滑り易くなっているので、雪に不慣れな僕達は普段よりも気を付けて歩かねばならない。少し風があって酷く寒い。僕は都心に出たのだが、都心でも雪が降っていた。23区の外れと都心では2-3℃違うので都心では雨かとも思っていたが、その都心で雪が降るのだから今日は相当寒かったのである。寒い処に長居は無用とさっさと用を済ませ、夕方からは相撲を見ながら外へは一歩も出ずに家に籠っていた。
 相撲の初場所は、白鵬が13日目で3敗してしまうと言う大波乱である。初日、二日目と土俵際が決め切れない白鵬に若干の危惧を抱いたものの、その後の圧倒的な強さを見せつけられて、まさかこれほどとは思わなかった。白鵬が3敗目を喫してしまったので、全勝を守った把瑠都が13日目で優勝してしまった。かくなる上は、今日白鵬を破った琴欧州は責任を取り、白鵬横綱の意地を賭けて、明日と明後日は把瑠都に土を付けて欲しい。
 把瑠都は根が無邪気で身体に似合わず可愛気があるので、僕は今までは力士らしからぬ振舞いも大目に見て来た。しかし優勝する程になったとなると、そう甘い事も言っていられなくなる。先ず、勝った時の嬉しい笑い顔は何とも見苦しい。日本の古来の伝統は、感情を露骨に面に出さないものである。特に勝負であれば尚の事、敗れた者の心情を察して喜びは隠すものである。把瑠都に惻隠の情を理解しろと言っても無理だろうが、せめてポーカーフェースであって欲しい。
 勝てば嬉しいし、増してや優勝すれば嬉しいのは分かるが、大関たる者がここと言う大一番で立ち合いの変化で勝ったり、横綱が負けたから優勝が決まったと言うのに、そんな事でニヤニヤされると興ざめである。把瑠都大関になった今でも、外出の時に定められた浴衣を着ずにジャージーで出掛けて親方に叱責されたりしているようだが、朝青竜ではないが親方はそろそろ躾けを厳しくして、大関として恥ずかしくない振舞いの力士にして欲しい。折角朝青龍がいなくなり、日本人よりも日本人的な平成の大横綱白鵬のお陰で、やっと相撲界が少しづつ品位を取り戻して来た昨今である。この流れに棹を差さないで欲しいものである。