baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 早く来い来い総選挙

 鳩山由紀夫がまたまたノコノコと沖縄へ行き、懲りもせずに普天間基地の県外移設を唱えたと言う。今更鳩山の言う事をまともに信じる人は皆無だと思うが、それにしても総理まで経験した男にして余りにも無責任に過ぎる発言である。鳩山由紀夫こそが、生活空間の真っ只中にある世界一危険な普天間基地の固定化が危ぶまれ、在沖縄海兵隊移転の為の予算が米上院委員会で否認されてしまった事態を引き起こした張本人なのである。鳩山が無責任な思い付きを言い出さなければ、多少の紆余曲折はあったかも知れないが世界一危険な基地は遠からず閉鎖される事になっていた。その鳩山は、海兵隊の抑止力が何たるかも知らなかったと後から自白したように、ろくに勉強もせずに全くの思いつきを発言する無責任さなのであった。その悪癖が未だに治っておらぬのに、徒に政治活動を続けるから始末が悪い。そして普天間移設問題をぶち壊してしまった事を反省するどころか、未だに県外移設を言い募っている。見込みのある話なら良いが、何の見込みも当てもないのだから質が悪い。
 東電の経営に対する国の口出しが止まらない。勝俣恒久に代わる新会長には企業経営にはズブの素人の弁護士である下河部和彦が就任した。そして同時に社長の交代も一方的に決められた。裏で糸を引いたのは、自ら全共闘の闘志でありながら未だに自己批判もせずにのうのうとしている仙谷由人と、市民運動家上がりの枝野幸男である。この二人の、素人で企業経営のイロハも分からぬ左翼活動家が、何とかして東電をダメにしようとしているように見えて仕方がない。この件で経団連が政府に背を向けるのには甚く頷ける。僕は別に東電を庇う訳ではない。東電の官僚体質は絶対に改めるべきであるし、福島原発事故の対応に際しての不手際も、幾ら官邸からの理不尽な干渉があったとしても、到底許し難い。最近の、電気代の値上げを権利と言って恥じない感覚からも、東電は私企業と言うよりは官僚感覚である事は明らかである。商売人なら口が裂けてもそんな言葉は口走らない。
 しかし、東電はとにかく私企業であり、経営が回らなければやって行けない。しかも現実には東電が破綻すれば日本の経済も破綻に瀕する重要な責務を背負っている。こんな重要な企業の経営が、ド素人の集団に出来ると思っているのだから世間知らずは恐ろしい。東電の体質改善は必要だろうが、体質改善が目的と化して、東電が破綻してしまえば元も子もなくなる。ところが仙谷と枝野は東電を破綻させ、その破綻した東電を国が丸抱えして無闇に税金をつぎ込まざるを得ない状況に追い込もうとしている。その仙谷は尖閣諸島沖の中国漁船体当たり事件の処理でも、理不尽に日本の国益を毀損した前科者である。
 勝俣恒久は何を説明しても聞く耳を持たない仙谷由人の傲慢さを、「IPPとPPSの違いも分からない人に...」と嘆いたそうであるが、総理大臣が海兵隊の抑止力を理解しておらず、防衛大臣集団的自衛権が何たるかを理解していないなど、事例の枚挙に暇のない不勉強な素人集団の民主党政権であるから、仙谷由人がPPSとIPSの違いを理解していないどころか、そもそもそんな言葉すら聞いたことがなかったとしても愕かない。鳩山、菅と続いた信じがたい無能政権の後の多少まともな野田佳彦であったから、仙谷由人枝野幸男の正体がこの半年近く陰に隠れていたと言える。しかし目立たなかっただけで、やはり日本をダメにする男達が確実に動いていたのである。
 証拠不十分で無罪判決を勝ち取った小沢一郎にしても、誰も潔白だと信じている訳ではない。秘書が有罪判決を受け、無罪判決を下した裁判官ですら判決文で小沢の供述の「不自然さは拭い切れない」と指摘している事からも、小沢も無罪ではあっても真っ白でない事は明らかである。にも拘わらず小沢派議員は鬼の首をとったように大はしゃぎで、その日の夜には盛大なパーティーをぶち上げて次期代表選に小沢を担ぎ出そうと盛り上がったと言う。控訴されたから流石に代表選には出てこないであろうが、控訴されるかどうかも分からぬ中から次期総理に担ぎ出そうと言うその神経は最早理解の埒外である。汚職疑惑のある議員が総理になるなど、国辱ものである。何時の世も、火のない処に煙は立たない。
 民主党は、各議員の政策はバラバラで政党としての体を成しておらず、モラルの低い議員は多数おれども、知識、経験、勉強の何れも甚だしく不足している人材ばかりで到底官僚機構のトップとは成り得ず、国会ではボロばかり出している。この政権が長引けば長引くほど日本の受けるダメージは深刻になる。この間に明らかになった鳩山由紀夫菅直人田中直紀仙谷由人小宮山洋子枝野幸男、などなど名前をあげればキリがないが、救い様のないダメ議員は早く引退させるしかない。ダメ議員とは少しニュアンスが異なるが、小沢一郎にも辞めて貰うしかない。その為に我々の貴重な一票を早く活かしたいものである。