今年の気候

　明日から暫く留守をするので、思い立って今日は午後から墓の掃除に行って来た。今年はすっかり空梅雨の様相で、今日も日向は真夏のような暑さだが、風がひんやりと涼しいのが心地よい。
　行ってみて驚いた。雑草がびっしりと生い繁っているのである。今までこれほど雑草が生えた記憶はなく、今日もそんな事とはつゆ知らずに極く気楽に出掛けたものだから、少し慌ててしまった。昨年末に玉砂利を足したのだが、その砂利に雑草の種が混じっていたものか、はたまた周りの草茫々の墓から種が飛んで来たものか。或いは玉砂利が水はけや風通しの助けになっているのかも知れない。何の準備もして行かなかったのだが、取り敢えず風に舞っているレジ袋を拾ってきて草取りを始めた。1時間程やり、何度かレジ袋の中身をゴミ箱に捨てたが、それでも、到底取り切れるものではない。雑草だけではなく、灌木のような物も生えて来ているし、芝もどこから来たのか蔓延り始めている。こいつ等は素手では太刀打ち出来ない。旅から戻ったらもう一度出直す事にして、今日はそこで止めにして花を差し替え墓石に水をかけて帰って来た。
　植木は3月に手入れをしたのだが、これも今年は随分伸びてしまっていた。これから暑い夏が来るから、植木の剪定は秋まで待つしかないのだが、今年の気候は草木には良い気候なのだろうか。植木も草も例年とは趣が異なって、やけに威勢が良いようである。