baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 今度はバリから

 夏休みの後半は、毎年恒例のバリに来ている。大好きなバリで思い切りダラダラして、また一年頑張ろうと言う気になるのである。
 今は地元も欧米も調度夏休みに入ったところなのでインドネシア人に加えて白人が多い季節ではあるが、その分を差し引いても今年のバリはやっと昔の人出に戻った。2002年の爆弾騒ぎ以来暫くは閑古鳥が鳴いていて、ここ数年少し活気が戻りつつあるとは感じていたが、やっと最盛期のバリの雰囲気が戻って来た。活気がないとレストランの食事はパッとしないし、商店にもろくな物が並ばないから、観光地は元気でなくては面白くない。
 昨日、今日とジェットスキーに乗った。航行区域の制限は多いが、15分1500円と超割安である。免許のない欧米人が同じ水域を乱暴に疾走するので、周囲の警戒に気は抜けない。

 今年のバリは早々と肌寒い。例年7月の末ぐらいから東風が吹き出して風が冷たくなるのだが、今年はその東風が6月初旬から吹いていると言う。バリで吹く東風はオーストラリアから吹いてくる。オーストラリアは今が真冬の雪の季節だから、風も冷たいのである。たまたま日差しが弱いこともあって、日向の浜辺に寝そべっていても上半身裸だと肌寒い今年のバリである。
 夕べ行った地元のレストランの夕食である。ロブスター、エビ、小鯛、イカが乗ったシーフードバスケットが1300円程である。

 古い店で、ガイド本に載っているから日本人もよく来ている。一時ジャカルタにも進出したが、コンセプトがちょっと中途半端で失敗し、暫くして撤退した。最近はウェイトレスも大分垢抜けてきて、写真を撮らせて欲しいといったら気軽にポーズしてくれた。

 去年までは無かったが今年新しく目に付いた物に、泊まっているホテルに貼られた津波の避難経路の標識がある。浜辺のホテルだから津波に襲われたら下層階はひとたまりもない。東日本大震災のお陰で、バリでも防災意識が高まったのは結構な事である。

 ホテルのプライヴェートビーチはどこまでものんびりと、そしてウォータースポーツは相変わらずの賑わいである。ガラス張りの建物は結婚式場で、欧米人や日本人が上得意の様である。


 今日は同じホテルで盛大な結婚式があるようで、昨日から庭で準備が進んでいる。2000人位のパーティーであろう。こういう大きな結婚式は、インドネシア人、マレーシア人、シンガポール人などの金持ちの結婚式である。泊まり客には迷惑な話だが、夕方から他のホテルからもバスで続々と招待客が乗り付けてきている。
 僕は明日帰国の途につき、楽しかった夏休みが終わりを告げる。