baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 なでしこ準決勝進出

 今朝インドネシアから戻った。今回はインドネシアには特段のニュースもなく、仕事も忙しかったのでブログ更新が滞ってしまった。オリンピック関連では、男子重量挙げでインドネシアが銀と銅を取っていた。僕は重量挙げはノーマークだったが、インドネシアの競技種目も広がって来ているようである。経済発展とメダル獲得数は比例すると言うのは定説だが、日本の不振とは好対照にインドネシアでは着実に裾野が広がっている様である。
 夕べは夜行便で、且つ時差もあるので今日は大層な寝不足なのだが、やはりなでしこジャパンのブラジル戦を観てしまった。南アフリカ戦で手を抜いたと聞いていたく腹が立ち、いっそブラジル戦で負けて佐々木則夫が大恥を掻いてしまえば良いと思ったりもしたが、やはり試合が始まれば手に汗して日本を応援していた。しかし勝負で手抜きはいけない。南アフリカに対しては失礼だし、ピッチを走っている選手にも、特にやっと出場するチャンスが与えられた控えの選手に気の毒である。そもそもフェアープレイのスポーツマンシップに悖る、恥ずべき行為と言うべきである。
 今日のブラジルは強かった。どう見ても日本よりは上のチームの様に見えた。個人技は冴えているし足は速い。フィジカルも強く、球は殆どブラジルに支配されている印象であった。それに対して小粒ななでしこは一対一にならぬように、常に複数で相手にプレッシャーをかけ続け、時にはバックラインを巧みに押し上げてオフサイドを呼び込み、運動量で何とか相手の得点を押さえ込んでいた。そして数少ないチャンスを上手く物にして、終わってみれば2-0の快勝である。山椒のなでしこの面目躍如であった。
 大儀見と大野のツートップは、今日は期待通りの働きをしてくれた。岩清水のディフェンスも、毎度の事ながら冴え渡っていた。近賀も相変わらず良く走る。気になるのが澤である。何時もの様に素晴らしいパス回しやポジション取りをしている反面、先のスウェーデン戦でもそうであったが、好プレーと同じぐらい凡ミスが目立つ。つまらないパスミスで簡単に相手に球を奪われるシーンが多い。未だ体調が不完全なのか、或いはそろそろ年齢から来る物が来ているのか、以前のような安心感が持てなくなっている。澤の凡ミスで準決勝敗退、などと言う事にでもなるとメダルに執念を燃やしている当人には残酷である。後2試合、何とか頑張って欲しいものである。
 準決勝は先般のテストマッチで大敗を喫したフランスである。準決勝敗退と言う北京五輪での悪夢を払拭する善戦を期待しよう。