baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 今度は男子サッカー

 男子サッカーが予想外に強い。なでしこには期待していたが、実は男子は決勝トーナメントに残るのは難しいだろうと思っていた。だから初戦でスペインに勝った時には、正直吃驚した。それが一次リーグをグループ一位で通過し、今日は準々決勝でエジプトを3-0で破り、なでしこ共々準決勝進出を決めてしまった。男女とも世界4強と言う事である。女子サッカーは未だ歴史も浅いし、こんな事もあるかも知れないとは思うが、男子までこれ程強かったとは知らなかった。6人が欧州組とは言え、ここまで地力が付いたのかと嬉しくなる。もっとも僕は元々のサッカーファンと言う訳ではなく、日本が強くなったから急に応援を始めた俄かファンに過ぎない。お陰でサッカーの面白さが少しづつ分かって来た。
 なでしこのブラジル戦はどちらが格上か分からない、かなり劣勢の中での勝利であった。ブラジルの監督が、日本は点は取ったが勝ったと言える内容ではないと負け惜しみを言ったらしいが、実際はやはり日本がブラジルにゲームをさせなかったのだから日本の方が強かったのである。しかし試合としては、90分を通して小柄な日本が劣勢に見えてしまったのも事実である。それに反して今日の男子は、体はやはりエジプトには相当劣るものの、徹底的なプレスを掛けてボールを最後までコントロールさせず、明らかに試合を有利に運んでいた。そしてまた清武のアシストに合わせた永井の先制点である。永井は現地では忍者の足とまで言われているとテレビで言っていたが、本当に足が速い。フェイントが出来ないらしいが、今までフェイントなど必要がなかったのであろう。一直線にゴールまで走ればキーパーとの一対一になれたのだと思う。今日も胸のすく先制点であった。
 その永井が得点した時に後からエジプトの選手に当たられ、後腿を痛めてしまった。次の試合までに治ると良いが、今回の日本チームは永井の速攻によるカウンター攻撃が得点源だから、永井がいないと得点力は相当落ちるのではないかと危惧される。運動量が豊富で攻守に活躍していた東も足首負傷で途中退場してしまった。日本は次はメキシコとセネガルの勝者と当たるが、ここまで来たら後は是非決勝まで行って欲しいと思う。その為にもこの二選手の怪我が大した事ではない事を祈りたい。
 卓球女子団体も3-0で準決勝進出を決めた。試合を少し見ていたが、個々の試合の瞬間々々は実力拮抗に見えてハラハラさせてくれる。しかし終わって見れば快勝なのであった。試合結果程力に差があるとは思えない分、五輪の非情さが身に滲みるのだが、実際には素人目以上に力に開きがあったのかも知れない。バドミントン女子ダブルスの決勝戦もドキドキさせてくれた。1セット目はあっという間に負けてしまったから、卓球と掛け持ちで適当に見ていたが、2セット目はジュースの連続で相手のマッチポイントを凌ぎ、このセットを取れればあわや逆転も可能かも知れないと思わせる大接戦であった。バドミントンでは初めてメダルを日本に持ち帰るらしいが、今日の決勝戦は素晴らしい戦いぶりであった。卓球もバドミントン同様、男女とも未だメダルを取った事がないらしいので、ここまで来たら是非あやかって欲しいものである。卓球では男子団体も準々決勝に進むらしい。サッカー同様、女子に負けずに頑張って欲しいものである。