baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 やっぱりオリンピック

 テレビや新聞がオリンピックばかりなのでせめてブログは少しオリンピックから離れようと思ったりもするが、やっぱりオリンピックから目が離せない。昨日の女子サッカーは、シュート数がフランスの27本に対し日本がたったの4本だったと言うから、シュート数から言えば力の優劣は明らかである。それなのに、結果は2-1で日本の勝利であった。欧米人にとってはなでしこ程訳の分からない、ネトネトしたチームはないだろう。見ていても、ピッチで戦っていても、欧米人にはフラストレーションが溜まる試合なのだと思う。それだけになでしこファンには見ていて小気味の良い勝利であったが、それも勝ったから言える事で、実は最後の20分位はもうハラハラの連続であった。相手が絶好のPKを外してくれたり、ツキもあるようだ。ここまで来たらもう、宿敵米国も倒して欲しい。ワールドカップがまぐれではなかったと世界に見せ付けて欲しい。
 昨日も大儀見の活躍が目を惹いた。点を取ったフリーキックの反則は二度とも大儀見に対する反則で、その内の一つは最後はこぼれ球を自ら押し込んで先制点にしてしまった。ワールドカップの時と違ってアシストにも回るのが印象的だと言う事は先日も書いたが、今回は随分とチームに溶け込んでいるように見える。フィジカルに劣る日本人のチームには、やはり永里優季よりも大儀見優季の方が馴染むようである。3点目のゴールは惜しくもポストに当たって逸れてしまったが、押し込まれ続けている時に単騎敵地に切り込む勇姿はカッコ良いの一言であった。
 今日の女子バレーボールの準々決勝も手に汗を握らされた。僕がテレビを視ると中国が点を連取するので、僕はテレビをなるべく視ないようにして耳だけそばだてていた。どちらが勝っても可笑しくないシーソーゲームだったが、それを良く制していよいよ四強である。五輪も終盤に入って、何だか急に日本が目立ってきたと思うのは単なる僕の思い込みだろうか。下馬評では名前が挙がらなかった女子バレーボールや男子サッカー、更にはボクシングも頑張っている。期待の女子レスリングもこれからであるが、どうも日本人は余り事前に騒がない方が良さそうである。
 その男子サッカーは、残念ながら決勝進出は逃してしまった。大津の先制点は華麗だったが、その後はメキシコのプレッシャーに圧倒され、持ち前のパスが中々通らず、更には永井と大津が徹底的にマークされて、試合は終始押され気味であった。そして先制点は守り切れず、逆転され、終了間際にダメ押しされて終わってしまった。残された三位決定戦で、せめて44年ぶりの銅メダルでも取ってくれれば嬉しいけれど。しかし、女子には負けたくないと、よくここまで頑張ったと思う。
 それにしても連日連夜の応援で、そろそろ僕も疲れがピークになってきた。ここが踏ん張り処である。