baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 LCC並みの昨今のJAL

 今日から急遽、またジャカルタに出張する事になった。出発の飛行機は何とか押さえられたが、来週に予定している帰りの飛行機が思うように取れない。JALにとっては何とも結構な事であるが、今まで相当な無理を通す事に慣れてしまった僕には不便になって来た。それよりも凄まじいのがジャカルタのホテル事情である。突然であったとは言え、ジャカルタのホテルが今日は何処も満室で、思い付く限りのホテルを当たったが何処も空いていない。仕方がなく、繁華街にある、東京でいえば新宿歌舞伎町の様な場所に立地する、二流ホテルに泊まる羽目になった。場所柄余り綺麗とは言えないホテルなので、少々気が重い。こんな処にも中国との関係が益々冷え込み、相対的にインドネシアの地位が一層跳ね上がっている現状が如実に表れている。
 そんな中で気に入らないのがJALである。今朝は5時半に起きて出発の準備を万端整えていたら、6時半にメールが入って今日のジャカルタ便が4時間半遅れるとの通知である。4時間半遅れると、現地到着は夜の9時半になる。夜の予定は全てキャンセルである。もっと悲惨なのはバリ島に行く人達である。JALは倒産でバリ直行便を無くしてしまったから、JALでバリに行く人はジャカルタでローカル線に乗り換える必要がある。到着が夜これ程遅くなると、もう同日の乗り換えは難しいのではなかろうか。今夜は慣れないジャカルタで貴重な一泊を強いられるのかどうか知らないが、旅行者にも旅行会社にも難儀な出発遅延である。
 それが、偶々かもしれないが2週間前に知人がジャカルタから訪日した時には、やはり出発が2時間遅れた。夜の10時発が12時発になった。日本より治安の悪い現地では、12時出発の便に合わせて移動するのは危険が伴うから、早めに家を出て空港で長時間時間を潰す事になる。2時間ぐらいなら珍しい話ではないけれども、やはり難儀な事ではある。その時も今日も、遅延理由は同じで機材が回らない事による。何か発表できない機材の問題が続いているのかも知れない。
 JALは儲かり始めて少し気が緩んでしまったのであろうか。倒産直後の必死さが何処かへ行ってしまったものか。時間が滅茶苦茶な運航であるなら、最近流行りのLCCと何ら変わらない。もう一度初心に立ち返って、真摯なサーヴィスに努めて欲しいものである。