baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

「」インドネシア」 休日のジャカルタ(3)

 今日も日曜日の記事である。仕事の話が、幾らハンドルネームでも、誰でもアクセス出来るブログに書ける訳もなし、かと言って面白い出来事が毎日ある事もない。
 日曜日の夕食は、飽きた一人夕飯に少し変化を付けようと、初めてのレストランに出掛けた。名前を「バンカの田舎」と言う。バンカとは、スマトラの、パレンバンの辺りの沖に浮かぶ島である。結果は大外れ、食い物は不味いし値段は一丁前、大失敗であった。
 これがレストランの内景。時間がインドネシア人の夕食時間を過ぎていたので、もう客はいないのだが、中々小奇麗な店だったのである。


 店内には、売りの料理の写真が電飾看板で掲示してある。

 これが注文した料理の全部。一人には多すぎるのだが、休日だし少しは贅沢しても撥は当たるまい。

 魚料理は、当地では「怠け魚」と呼ばれる、海底に貼りついている魚である。白身で大変美味である。中国では時魚と呼ばれるのだが、日本では何という魚か知らない。ところが出て来た魚は小さくて痩せている。ペラペラで殆ど食べる処がない。

 次は、貝の煮物である。何という貝か、日本では見た事もない変わった貝である。貝自体は不味くないと思うが、出て来た時には冷め切っていた貝はお世辞にも旨いとは言えなかった。

 旨かったのは、このブロッコリーの煮つけだけであった。

 これは野菜炒め。インゲン、もやし、玉ねぎ、などが入っているが、葉物は何だか分からない。ほうれん草でも中国野菜でも空心菜でもない。この料理だけは辛くて、香料が沢山入っていた。

 夜遅かったので、売れ残りのデザートが半額サーヴィスになっていた。何だか良く分からないけれども一つ買ってみた。食感は名古屋のウイロウである。しかしその甘い事、甘い事、もう懲り懲りであった。

 こう書いてくると、僕はインドネシアは最悪の国だと思っている男だと思われるかも知れないが、やっぱりインドネシア大好き人間である。不味い晩飯もしっかり平らげて、バンカ島への思いを馳せるのである。