baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 交差点の青信号

 明日から急に出張する事になり、今日は夕方買い物に出た。ニュースでは連日寒波だ、この冬一番の寒さだ、などと言い、14日に降った大雪が未だそこかしこに残っているから、確かに気温は低いのであろう。しかし原因不明の高熱が下がってからもしばらくグズグズしていた体調も昨今はいたく快調で、寒風を切って走っても寒さは感じなくなってきた。それよりも日に日に延びる日差しが、春の訪れを予感させて心弾む。もう梅の花までそう遠くはなかろう。
 今日は銀座に出た。20号線の上りは良く流れていて、家から半蔵門、日比谷経由で25分程で銀座四丁目に着いてしまった。20㎞程度の距離なのだが、地下鉄で行けば乗り換えなどもあり小一時間掛かるから、やはりバイクは楽しい上に時間が大幅に節約できて一石二鳥である。と、ここまでは良かったのだが、銀座四丁目を過ぎて昭和通で左折しようとしたら、左折車線が結構な車の列になっていて青信号でも一向に進まない。そのうちにまた赤くなってしまう。昭和通がそれ程混んでいる様には見えないので、如何した物かと訝しんでいたら、やっと左折する番が来た時にその理由が分かった。交通警官が左折車を見張っていたのである。警官が何を見張っていたのかはよく分からないが、少なくとも車の方は歩行者が横断歩道に入っている間は誰も動こうとしない。こんな時に限って、歩行者の塊がもう通り過ぎていて信号が瞬きを始めているのに、携帯片手にノロノロと孤独にあるいている若い娘がいたりする。尻を思い切り蹴飛ばしたくなる。
 帰りは流石にラッシュ時間に重なってしまって、20分どころか普通に小一時間掛かってしまったのだが、帰りも左折で酷く時間を取られた。帰りは警官のせいではない。大きな交差点での事なのだが、歩行者が多すぎて左折車が左折出来るのは、歩行者信号が赤になって歩行者が途切れてから信号が赤になるまでのほんの僅かな間しかないからなのだ。しかも歩行者信号が赤になっても我関せずで、悠然と歩を進める猛者が沢山いる。横断歩道が交差点からそれほど引っ込んでいないので、左側の車線は横断歩行者を待つ車に遮られて、左折した道路は4車線ぐらいあるのに前に出る事が出来ない。結局随分と長い青信号なのに左折出来る車は精々3〜4台か、そんなものなのである。
 右折の場合は殆どの大きな交差点では右折信号が出て、しかも歩行者信号は赤になるので却って左折よりも流れは良い。そこで警察に注文なのだが、左折車の為に、特に大きな交差点では歩行者信号が赤になってからも暫く青信号にしておいて貰わないと、左折が渋滞してかなわない。同じ都内でもそういう配慮が感じられる交差点もあるように思うのだが、最寄りの警察の気配りの違いなのだろうか。