baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 都内は何処も大渋滞

 今日は所用で昼前にバイクで家を出た。目的地は勝鬨橋の先と虎の門、更に代々木上原である。先ず最初は11時半に約束してあった勝鬨橋の先のオフィスビルに向かった。普通なら40-50分の場所なのだが、余裕をみて1時間前には走り出した。ところが最寄りの幹線道路は何があったのか大渋滞、途中まで行ってみたがどうにも埒が開かないのでUターンして別の道を取った。その選択は正解だったが、結局は何処も大渋滞で、まるでジャカルタを髣髴とさせるのである。結局目的地までは1時間半も掛かってしまい、20分の大遅刻となってしまった。
 最初の用を済ませて次は虎の門へ向かう。ここでも普段なら15分程の距離に、30分も要してしまった。午後は3時に自宅に来客があるので、已むを得ず代々木上原はキャンセルして帰宅した。幾ら月末最終日の金曜日とは言え、都内の渋滞は生半可ではなかった。アベノミクスの効用で、突然世の中が動き出した感がある。途中往復とも通過した銀座の人出も、平日の昼間と言うのに随分な混雑である。特に新築された歌舞伎座周辺の観光客と思しき人出は大変なものであった。
 その歌舞伎座だが、見掛けは以前の建物のデザインを二回り位大ぶりにして後はそのまま継承したものの様である。ただ、情けないかな、何とも安っぽい。何処からみてもコンクリートに白ペンキを塗りたくった代物である。金属部分も、恐らくはコンクリートに金色のペンキを塗った物であろう。しかも直ぐ後ろに高層建築が繋がっているから、まるで映画のセットのように晴海通りに面したペラペラの部分だけの歌舞伎座なのである。あれ程ペラペラにするのなら、せめて木造にするなり、金物は本物を使うなりの配慮があれば良いのだが、意匠以外には少しも伝統の息吹が感じられない新歌舞伎座であった。建物だけならわざわざ見に行く程の物ではない。