baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 急に増えた外国人観光客

 今日は東京から下る高速はさぞ大渋滞であろうと思っていたが、実際には大した渋滞ではなかったらしい。そんな事なら絶好の好天であったから何処かへ出掛ければ良かったと思わないでもない。もっとも相変わらず今日も、風は随分と強かった。交差点で信号待ちをしている間に随分手酷く煽られて、何度かバイクを保持するのにてこずった。
 今日は六本木に用があり、都内は空いているだろうと期待して昼過ぎにバイクで出掛けたが、冒頭の様に下りの高速が大して混まなかった代わりに都内は結構車が多かった。こういう日の車は普段乗り慣れていない下手が多いから危ないと気を引き締めていたら、案の定明治記念館の交差点手前で、明治記念館から脇目も振らずに飛び出してきた白いベンツのジープの横腹に突っ込みそうになった。怒り心頭で運転手を睨み付けたら、中年の女が目を合せない様にそしらぬ振りをしながらも一向に詫びる様子もない。危険運転をした意識すらないのか、或いは他人に頭を下げるという事を知らないのか、引き摺り下ろして張り飛ばしてやりたかったが最近はこちらの体力にも自信がないのでグッと堪えた。
 帰り道は明治神宮の近くを通ったので、急に思い付いて久しぶりの神宮の中を散歩した。そして気付いたのだが、何と外国人の多い事か。それも日本在住の外国人ではなく、明らかに観光客が多いのである。やはり円安の影響が目に見えて現れているようである。折良く本殿では結婚式があり、和服の新郎新婦や郎党が直垂の神主と赤袴の巫女に従ってしずしずと列を成して歩いていた。その風景を、並み居る外国人が一斉に写真にしていた。外国人には特に神社での結婚式は珍しいだろうから、俄かカメラマンに外国人が多いのは当然としても、見渡す限り外国人ばかりと言っても過言ではないぐらいで、近年稀に見る外国人の多さなのである。そう言えば先日インドネシア人を案内した高尾山でも外国人が多かった。高尾山はミシュランに載ってからは外国人観光客が多いとは聞いていたが、とても半端な人数ではなかったのである。やはり円安ならではであろうと思う。こうして国内に金が落ちるのは大いに結構な事ではある。
 一方、明治神宮には子供連れの日本人家族も多かった。東京観光が今年の流行だと言うから、地方から家族で連休に東京へ来たのかもしれないし、或いは混雑を嫌って都内観光ですまそうとしている都内在住の両親に連れられて来たものか。何れにしても、無邪気な子供を見るのは心和むものである。