baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 諸々

 友人が、三重で仕事をした帰りに彼の地の銘菓をお土産に買って来てくれた。一つは「関の戸」。これは僕が教えた御菓子で、彼もすっかり気に入ってしまい、三重で仕事の時は何時も買って帰って来る。僕がこの銘菓と知り合ったのはもう10年前になる。バリ島で、慣れないレンタルのハーレーで野犬を避け損なって転倒して大怪我し、必死に日本に帰って来て入院していた時に、同室の患者から貰って病み付きになったものである。三重出身のその患者も、バイク事故で大怪我をして入院していた、親子ほども年の違う青年であったが、お互いにバイク乗りと言う事で意気投合し、一ヶ月程の間喫煙所や喫茶室でよくつるんでいた。その後彼は熊本、和歌山、三重、奈良と転々としているが未だに付き合いがある。関の戸はなんとも上品な、和三盆の甘みの効いた小ぶりな御菓子で、幾ら食べても飽きる事がない、僕の大好物の一つである。
 もう一つ、今回は付録があった。赤福餅が付いて来た。僕は今に至るまで、この有名な餅を一度も食べた事がなかった。見た事はあったし、名古屋の新幹線の売店で見た事もあったが、如何いう訳か今まで口にした事はなかった。今は消費期限が2日になっている。貰った日に食べた。翌日に食べた。翌日には、もう餅が少し硬くなっていた。食べ切れなかったので、その翌日にもまた食べた。あんこの味は変わらないけれども、餅が随分と硬くなっていた。3日目は明らかに古いお菓子であった。こんなお菓子の賞味期限を、よくも張り替えて売っていた物だと改めて驚いた。売る前に蒸し直しでもしたものか。
 話は飛ぶが、先日本ブログに書いたキンドルである。僕はキンドル本はキンドルでしか読めないと思い込んでいたのだが、何とiPadでも読めると言うではないか。知り合いからそんな話を聞き、驚き慌てて早速iPadにアプリをダウンロードしてみた。なるほどアプリは無料でダウンロード出来る。そこで自分のアカウントを登録したら、キンドルで買った本が全部iPadでも読めるようになった。それもキンドルで読んだ最後のページが、iPadでも自動的に開かれる。iPadは大きいから本だけ読む時はキンドルを持って歩けば良いけれど、iPadを持ち歩く時にはわざわざキンドルをもう一つ持つ必要はないと言う事である。普通の人には常識なのだろうけれど、ガラマンには何とも新鮮で有難い驚きであった。ひょっとしたら、パソコンでも読めるのであろうか?電子本は何だか味気なくて未だに慣れはしないけれども、便利という点では果てしなく進歩していると認めざるを得ない。