baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 ストレスが溜まる運転マナー

 東京は天気に恵まれた3連休であった。金曜日は少し風が強く、場所によってはバイクが倒されそうな横風も吹いたけれど、日差しは日に日に春めいている。僕はちょうど一週間前に伊豆半島を半周したばかり、開通真新しい東駿河湾環状道路を走り、修善寺から下田に抜けて、以前から念願だったS級サザエの昼食にもあり付き、帰路は西伊豆の海沿いの道で強風に煽られて、まるでハーレーのフットボードが地面を擦ってカーブを思う様に曲がれないが如くに、風で押されてカーブが曲がれずに何度か慌てさせられたけれども、晴天の下久しぶりに快走した後なので、この3連休は都内で大人しくしていた。
 その都内には白バイがゴロゴロと出現していた。金曜日には出掛けにいきなり2台、乗用車が犠牲になっているのに出会った。何れも片側2車線の見通しの良い直線道路なのに、如何言う訳か速度制限が40㎞の道である。連休で都内の車は空いているので、見通しは良いしついついスピードが出過ぎてしまう道路である。底意地の悪い取り締まりには、連休が休めない警官の腹いせなのかと思ってしまう。そして昨日も今日も、大きな交差点にはそこかしこに白バイが潜んでいるし、パトカーも何時になくマメに走り回っている。連休の都内は交通事故削減と言うよりは、交通警察にとっては掻き入れ時なのであろう。
 一方で、相変わらず都内には下手なドライバー、身勝手なドライバーが尽きる事無く湧いて来る。どんなドライバーが一番頭に来るか、バイクに乗りながら暇潰しに考えていたら、こんな結果になった。思い付いた順番に書いてあるだけで、別に上から順に頭に来ると言う訳ではない。
(1)車の流れに乗れない馬鹿。省エネなのか単に下手なのか、はたまた身勝手なだけなのか、、流れに乗らずにマイペースで、後ろの車のイライラなどには我関せずとノロノロと走っている。車間が100m開こうが150m開こうが、全く無頓着なのである。こういう輩の後ろに従いた時に限って、センターラインは黄色く塗られ、左側には擦り抜けのスペースが無い。
(2)信号で、大分手前からブレーキを掛けながらゆっくり止まるのに 如何いう訳か停止線から車半分ぐらいはみ出す馬鹿。何を考えているのか、とにかく決まりが守れないのである。しかし停止線と言うのはそれなりに考えがあって引いてあるから、普段はどうと言う事はなくとも、突然大型トレーラーなどが横路から出て来ると停止線を守らない車は多大な傍迷惑になる。それほど大袈裟ではなくとも、横断歩道を渡っている歩行者がビクッとしたりする。
(3)信号が未だ赤なのに、少しづつ前に出る馬鹿。こういうのに限って横の信号が黄色になると走り出して、でも未だ前の信号が赤なので已む無くブレーキを掛けて、前の信号が青になってもモタモタと直ぐには走り出せない。鈍間のセッカチと言うか、やっぱり馬鹿としか言い様がない。
(4)左折するのに一旦右に膨らむ馬鹿。中には左車線から走行車線にまで膨らんで、それから左折する者までいるので、馬鹿なだけではなくて危なくて仕方がない。何を考えているのやら.....傍迷惑な逆ハンドルは徹底的に取り締まって欲しい。
(5)後ろも見ずに車線変更する馬鹿。自分は早いから誰も従いて来ていないと思っているのかも知れないが、こっちはもっと早いんだょ。でも、実際には速い遅いよりも、前しか見ていない運転手が多いのである。
(6)ちっとも周囲に合わせられない馬鹿。前の車が右折ウィンカーを出しているのに、見てか見ないでか、後ろをずっと従いて走って、最後には左側に逃げられずに右折車の後ろで何時までも止まっている。それも真後ろで止まってくれていれば良いが、抜けられもしないのに左側に寄って止まるから、バイクも巻き添えを食ってしまう。
(7)信号が変わりそうなのにモタモタと間を開けて走って後続車を妨害する馬鹿。こういうのに限って、信号が黄色になろうが、時には赤になっても、自分だけは突っ切って行く。特に短い右折信号の出る交差点でこういう輩の後ろに付くと悲劇である。
(8)渋滞で、トルコンの滑りだけで、車間が開こうがお構いなしにマイペースで走る馬鹿。後ろに従いたバイクは、半クラッチでフラフラと、堪ったものではない。中にはセンターラインを越えて走って行く猛者もいるけれど、僕はそういう下品な真似は出来ないので、止む無く後ろをノロノロと走るしかないのだが、スーパースポーツクラッチは半端じゃなく重いから、その中に左手は握力が弱って来る。終いには「前の車に合わせてメリハリ付けて走れ」と怒鳴りたくなる。
 この3日間、こういうドライバーが氾濫している都内であった。