baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 朝日新聞は即刻解散せよ

 先月、朝日新聞がやっと従軍慰安婦に関わる朝日の過去の誤報を認めた。慰安婦問題で、軍が韓国人婦女を済州島で強制連行をしたと言う二十余年に亘る誤報を、根拠がなかったとやっと訂正したものである。しかし色々な報道を読む限りでは、実体は誤報についての謝罪よりも開き直りの訂正記事だったと言う。僕は元々赤旗朝日新聞を読む習慣はないので、自分で読んだ訳ではない。しかし、幾つかのメディアの記事だけならともかく、どのメディアも朝日の開き直りを報じているのだから概ね事実なのであろう。その後、池上彰が長年書いて来た同紙のコラムに、この件に関わる朝日新聞の対応の批判を試みたところ、今度はその文の掲載を一旦は拒絶し、それを池上彰が表沙汰にしたら一転掲載したと言う。斯かる対応は、もはや公平で普遍的な報道という報道精神からは懸け離れてしまっている。そう言えば、最近の空港のラウンジに置いてある全国紙には、日経、読売、毎日、それに産経はあっても朝日は見掛けない。朝日新聞に対する不信感も、やっとそこまで浸透してきたと言う事であろうか。
 その朝日が、今度は福島第一原発事故に関わる吉田調書についての記事訂正と謝罪をした。吉田調書から明らかになった事実として、事故発生から4日目には第一原発現場の作業員の90%が吉田所長の命令を無視して第二原発へ避難したという、真実とは異なる記事を報道していたのだと言う。吉田調書をよく読めば、それは決して抗命や違反ではなく、むしろ結果的には適切な行動であった事は明らかだと言う。朝日新聞の、斯かる偏向した報道からは、明らかに国民に対して原発への不安を増長し、反原発を煽るベクトルを持っている事が分かる。公平な報道を心掛けると言う、ジャーナリストに本来求められる姿勢からは懸け離れた、特定の思想を喧伝する明確な意図が読み取れる。
 僕は現役時代にも、朝日新聞の記者の取材を受けて、真摯に、誠意を持って対応したにも拘らず、相手の意図に都合の良い言葉だけを繋げた、出来上がって見れば僕の発言とは正反対の記事をでっち上げられた苦い経験がある。新聞記者も社会部の記者はどこも一般にガラが悪いが、経済部の記者は大手紙であれば普通はこれ程酷い事は無い。しかし朝日に限ってはこういう事が実際に起きたのである。朝日新聞には、記者に初めから大手企業を攻撃すると言う強い意志があり、僕の言葉の中からその目的に適う言葉だけを、前後の文脈を無視して拾うと言う、凡そジャーナリストの風上にも置けぬ取材であった事は後から分かった。アエラに到っては、とても報道とは呼べない露骨な中傷誹謗記事を、恰も報道の様な顔をして平気で掲載する。だから僕は以前から、朝日新聞赤旗に吸収合併されたら丁度良いと言い続けている。
 慰安婦問題にせよ、福島原発の作業員抗命避難にせよ、何れも海外のメディアに大きく報道され、日本人の名誉を著しく傷付けた。慰安婦問題に至っては、一旦は日本側の慰謝料支払いで納まりかけていた過去の暗い話をまた蒸し返して、事実に反する強制連行が行われていたと言う記事を繰り返し掲載し、それに対する数多の反論を20年も無視し続けて日本の、そして我々日本人の諸外国に対する名誉を甚だしく毀損した。その罪は許されざる大罪である。加えて、どんな極限の状況下でも、日本人だけは秩序を乱さないと言う国際社会が持っている日本人に対する神話を崩壊させ、国際社会を落胆させ、日本人を貶めた罪は、朝日新聞を解散させるに値する。社長が辞任する程度では到底許せない。