徒然

　日本に用があり、数日戻ってまた明後日からインドネシアにとんぼ返りする。調度日本に戻った日に、ジョコウィはメガワティ元大統領に口を出されて思う様に腕が振るえないという新聞記事が出ていたが、今やメガワティは、特に悪名高い亭主が死んだ後では、もう人気も実力も残っておらず、娘を新閣僚に押し込むのが精いっぱいだったと言うのが僕の見立てである。大統領時代に救いようのない馬脚が出てしまったメガワティの所為で、今更ジョコウィが力を振るえないと言う事はないと思う。
　足元の日本では今日が衆院総選挙である。何の為の総選挙だったのか、安倍晋三の政権延命以外には何の理屈も立たない総選挙だから今回ばかりは僕も投票に苦慮した。自民党が苦戦しているのなら余り悩む余地もないのだが、自民党が圧勝するであろう選挙では安倍晋三に警告の一票を入れたかったのである。
　テレビの選挙速報では、予想通りの自民党の圧勝の様であるが、どうにも気に入らぬ選挙区がある。先ずは東京14区である。何故あんなに下品で知性の欠片もないバカ女の松島みどりが当選したのであろうか。僕と同じで他に入れる人がいなかったのかも知れないが、大臣になった時に出迎えの職員が少ないと言う、呆れ返る程レベルの低い理由で怒り心頭、議員会館に帰ってしまった救い様のないバカ女がまた代議士かと思うと、日本人である事が恥ずかしくなる。　次は大阪の辻本清美である。この人の事は余り興味も無かったのでよくは知らないが、社民党から民主党への移籍に政治的信条があるとは思えなかったし、加えて秘書に関わる経費の使い込みをする程度のモラルの低い人間である。こういう人が何時までも代議士でいられる事が不思議でならない。
　話はまったく変わるのだが、今日は学校の卒業生の集まりがあった。そこで突然大先輩に呼び止められ、じつは本ブログの読者だと打ち明けられた。えっ、えっ、えっ、どうして分かったんですか、何処にも実名は出していないし、なるべく素性が分からない様に具体的な事は避けていたのですが．．．．．世の中油断は禁物とはよくぞ言ったものである。有難くもあり、背筋が凍える様でもあり、何とも複雑な心持であった。ただ、その大先輩が何とも知的でノーブルで、素敵な先輩であった事が救いであった。