baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 小沢一郎もやっと事情聴取

 ここ連日、そして今日も、穏やかな日中だった。風もないポカポカ陽気につられて20日ぶりにバイクで都内を散策した。道路は空いていて、汗ばむほどのお天気にブラブラと2時間半ほど走りまわった。この間日曜返上で働く律儀な白バイと二度ほどすれ違ったが、別段軋轢も無く、久しぶりに気持ちの良い走りであった。しかし夕刻、既に陽が沈んだ後は急に肌寒く、少し風も出始めて、やはり未だ真冬だったのだという事を思い出させて呉れた。

      (二人目(?)の恋人。小錦並みの重量級です)
 小沢一郎が昨日検察の事情聴取にやっと応じた。ただでさえ強かな政治家が「私はクロです」などと言う訳はないから事情聴取後の小沢の記者会見には何ら興味は湧かなかった。小沢の「全て開示した、自分は一切やましい事はない」という強弁は想定通りである。ただ昨今の小沢一郎の、背筋に悪寒が走るような満面の愛想笑いは気持ちが悪い。一ヶ月ルールを破って天皇をして中国の習副主席と面会させる事になった時記者会見で見せた、あのドスの利いた小沢の顔の方が本物であろう。
 ところで、幾ら小沢が強弁を重ねようとその不自然さは覆い隠せない。もうここでは繰り返すまいが、昨日の記者会見の説明では僕が上げた不可解な点のどれ一つに対しても全く回答になっていない。
 ここに来て露骨なのが民主党の挙党態勢での小沢擁護・検察への圧力である。故意だと思われる失言の連続である。鳩山総理は言うに及ばず、今度は原口総務相のマスコミ攻撃である。そして民主党議員による対検察圧力団体が次々に結成されている。民主党は自浄努力や事実検証どころか、政権与党であることも忘れて党を挙げて問答無用の小沢盲従・小沢擁護である。今やナチと一緒で何事もハイレ・ヒットラー全体主義に陥っている。前原誠司八ッ場ダムは70%も出来上がっているのに対話もなしに白紙還元してしまった反面、同レベルの胆沢ダムについては全く議題にも乗せなかった。胆沢ダムが小沢の金蔓である事が分かっているからであろう。
 昨日の事情聴取で検察の全ての疑問が氷解したとは到底思えない。石川和弘衆院議院が、定期預金を担保に銀行から4億円借り入れるに際しては小沢一郎自らが書類に署名したという証言と、昨日の「自分は一切関知していない」という小沢の説明は真っ向から相反するし、水谷建設からの5000万円の裏献金も限りなく匂う。検察には、ここまで拳を振り上げたからには絶対に権力に妥協する事無く、真実のみに添って徹底的に検証して欲しい。状況的には小沢は限りなくクロであるだけに、検察には絶対に中途半端な妥協や、ましてや裏で手を打つような真似はして欲しくない。本件が中途半端に有耶無耶に終わるようであれば、日本の民主主義と透明な政治はまた二歩も三歩も後退してしまう。