baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 平成の大法要

今日は昨日と打って変って暑くもなく寒くもなく風もなく、絶好の行楽日和になった。今年初めてのゴルフにも絶好のコンディションで、大いにエンジョイする事が出来た。それでも、ゴルフ場の日蔭には未だ昨日の雪が残っていて日蔭に入ると少し風が冷たかったのだが、春らしい春が来たという実感だ。しかし今週後半はまた冷え込むと言う。今年は中々手放しで春を謳歌させては貰えないようだ。
 そんな折から権力を謳歌している人がいる。地元の岩手で小沢一郎の両親を「しのぶ会」の法要が盛大に行われた。水沢にある3,000人収容可能な体育館で行うと聞いていたから、定めし大仰な法事であったろう。しかも年忌法要の時期ではないそうだから、時の権力者が権力をひけらかす為の法要のようだ。何だか豊臣秀吉聚楽第落成記念に開いた天満宮の大お茶会を彷彿とさせる。案内状を貰わなかった民主党議員は戦々恐々と、どう対応すべきか頭を抱えたと聞く。年忌でもない大法要を行って党員や支持者の忠誠度を確かめようという魂胆だろうから、民主党員初め周囲の人達にはご苦労なことである。何処か勘違いしている小沢一郎のことだから、秀吉の如く行幸を奏上したのではないかと勘繰りたくもなるが、小沢の大嫌いな宮内庁々官が立ちはだかっているから流石にそこまでの暴挙は出来なかったであろう。しかし今時3,000人の大法要などというのは信じられない程の時代錯誤である。権力者というものは、秀吉やヒットラーにしてもそうだが、己の権力に目が眩んで時代の流れが読めなくなるのであろうか。それとも選挙を控えての、金権政治の権化による金集めだったのか。
 その小沢も鳩山下ろしには同意したという噂を聞いた。鳩山政権のままではとても参院選は戦えまいから、この時期いかにもありそうな話である。実際、オバマ大統領も先日の非公式会談の席上、直接「(普天間問題の5月決着は)やり切れるのか (follow through)?」と訊いたそうだから、もう誰の目にも鳩山は5月で御名御璽であろう。従い小沢一郎としても周りからそういう動きが出れば同意するしかあるまい。しかし後任は誰かとなると、噂話も少し飛躍してしまう。菅直人では面白くもなんともなく、噂話にもならないので菅直人という話ではないのだが、聊か話が面白過ぎるので真偽の程は分からない。何れにしても鳩山政権にはもうご退場願った方が良いと言うのが大方の意見であろうから、今は何でも面白おかしい話に仕立て上げられてしまう。週刊誌には話題に事欠かない絶好の時期であろう。