baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 ユーザー車検

 今日はバイクの車検をユーザー車検で取って来た。この頃はユーザー車検も一般的になっているので珍しくもないが、あらましを書いてみよう。
 インターネットで先ずは行きたい陸運局の車検予約を取る事が初めの一歩である。僕は一昨日、今日の午前中の予約を取った。空きは僅かという表示であったが、とにかく中一日で予約は取れた。場所は練馬の陸運局である。
 8時45分から事務所が開くので、8時半頃に到着して近場の司法書士の事務所で自賠責保険を払う。二輪車は13,400円である。5分も待たずに保険証券が出来上がる。それと自動車税の領収書、古い車検証を持って先ずは車検に必要な書類3葉を20円で買い、隣の窓口に前述の書類全てと共に提出して重量税と車検費用の印紙を貼って貰う。締めて6,100円である。これで車検費用の全てである。ディーラーに頼めば5万円は下らないであろう。印紙を貼って貰い、親切にも金額欄を手書きで埋めてくれた。
 それを持って車検の受付に行く。ここでは予約の確認、改めて書類の確認がある。ここでは整備記録手帳かそれに準ずるものも提出させられる。先程購入した書類3葉もここで見本を見ながら記入する。住所氏名はボールペンで書かないと書き直しさせられる。名前の後に押印もあるので三文版も必要である。
 書類審査がOKとなると、バイクの場合は4番の列に並ばされる。4番は以前は普通自動車と一緒であったが、今回は新規登録と二輪車専用になっていたので他の試験窓口には車の列が出来ていたが、今日は4番には列はなく、直ぐに車検に入った。
 担当官は愛想は極めて悪いが実は大変親切で、こちらがユーザー車検だと手取り足取り手伝ってくれる。誘導も親切である。建物の中に入ったら、以前はバイクの検査機器は右側の1台だけであったものが、今日は左右2列が其々使えるように倍増されていた。テスト自体は並行ではなく、今日は千鳥でやらされた。万が一の転倒に備えての配慮かも知れない。
 先ず、エンジン型式、車台番号の確認とタイヤのチェック、クラクション、ウィンカー、ブレーキランプ、ヘッドライトのテストを受ける。改造車はここで引っ掛かる。その次はブレーキテストである。回転するローラーに前輪、後輪を順次乗せてブレーキを掛けてブレーキの効き具合を見る。次は排ガス測定、そして最後はヘッドライトの光度と向きのテストである。このテストがバイクの車検の鬼門である。しかし今日は、試験官が二人掛かりで、一人は僕のバイクの二頭のヘッドライトの片方を手で覆って助けてくれた。
 若干問題があったようで随分時間を取られたが、結局は通して貰えた。一瞬ダメかとドキドキした。ダメだと試験場近くのテスター屋に持ち込んで調整をして貰わなければならないのだが、そこでは六角レンチを貸して貰ってインナーカウルを自分で着脱させられる。炎天下での不慣れなインナーカウルの着脱は結構キツイものがあり、出来れば避けて通りたいのである。そんな訳で、またか、と気を揉んだのである。
 晴れてハンコが並んだので車検の受付事務所に戻り書類を提出する。以前はそこで暫く待たされて、名前を呼ばれて初めて車検証が手渡されたのだが、今日は書類を出したその場で30秒も待たずに車検証を手渡された。吃驚した。結局書類や印紙を買ってから車検証を貰うまで、今日は40分しか掛らなかった。それで2万円でお釣りが来るのだから、時間がある人は悩まずにユーザー車検を受けるべきである。試験場の人も皆親切に教えてくれるから、躊躇する理由はない。