baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 西熱海のカフェへ

 今日は久しぶりにバイクで、少しだけ遠出をした。遊びに出るのにやはり東北の被災地への気遅れを感じるので、今日はボランティアのインドネシア語の翻訳を7枚引き受けて、少し気を軽くしてから出掛けた。目的地は西熱海でイングリッシュ・ガーデンを売りにしているカフェ・ミモザと言うカフェテリアである。そこのオーナーは僕の現役時代の先輩なのである。小唄をやったりガーデニングをしたり、店内にはまた洒落た陶磁器のコレクションが無数に飾ってある、何とも多趣味な人なのだが、現役時代にはそんな人とはつゆ知らなかった。ミモザが満開になったら行くという約束を前からしていたものである。
 早目に仕事を切り上げて、翻訳を引き受ける旨の連絡を入れて、支度をしたらもう2時になってしまった。カフェテリアは5時までなので、急がないと無駄足になってしまう。実は今年に入ってバイクに乗るのは久しぶりである。勿論、税務署に行ったりお台場へ行ったりはしているが何れも極く短時間の街乗りで、バイクに乗った気になるような乗り方ではない。そういう意味で久しぶりに少し遠出をする訳である。張り切って乗り出してみたが、乗り慣れている筈のバイクがなんだか少しよそよそしい。恥じらっているようである。
 時間がないので今日は奮発して東名で秦野まで行き、秦野から71号線、1号線、135号線と西熱海へ行った。初めてではないのに、今日も熱海を過ぎてから道を間違え、15分位損をした。結局着いたのは4時20分位になっていた。もう店仕舞いしてお出かけかと心配だったが、オーナーは庭いじりの最中で、無事に中へ入れて頂く事が出来た。その前に先ずはミモザの写真を収めた。庭の花も大分咲き揃って来たので、ついでに数枚写真にした。もう夕日になってしまって、少し明り具合が良くないが、これは自業自得だから致し方ない。

 本当はバックの白い瀟洒なカフェの建物と真黄色のミモザの花をくっきりと対比させたかったのだが、上手くフラッシュが光らずに花がくすんでしまった。良い写真は来年までお預けとしよう。


 去年の夏の猛暑で芝が枯れてしまって、現在再生中。花はもう随分咲き始めている。



 これも余り良い写真ではないが、ミモザの花は良く分かる。証拠にバイクも一緒に写した。

 久しぶりにお喋りをして、コーヒー一杯しか注文していない筈なのに何だか色々飲み食いして、結局閉店時間を大幅に過ぎてからやっとお暇をした。美しい庭と洒落た店内を堪能し、気の置けないお喋りに楽しい一時を過ごす事が出来た。
 帰り道は急がないので茅ヶ崎まで海沿いを走り、そこから新湘南バイパス東海道、横浜新道、第三京浜と安い道で帰ってきたがガソリン代が高いせいか車はそれ程多くなく、快適な走りで2時間程で家に着いた。ただ、空気が思いの外冷たく、未だ寒かった。帰って天気予報を見たら、明日の東京の最低気温は4℃だと言うから、夜になって冷えるのは当たり前である。綻び始めた桜には気の毒な事である。道を少し間違えたりしたので、総行程は232kmであった。