baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

君が代起立命令

 君が代斉唱時に起立を義務付けるのは、憲法に違反しないという最高裁判決が、ここの処続いている。事は教員の問題であって、来賓に起立を強制するものではないのだから、こんな事が裁判になる事自体が不思議な気がする。しかし、ネット上では反対意見が喧しい。日本と言う国体を否定して、一体どこの国の属国になりたいのか知らないが、そういう無国籍アナーキストはさっさと日本国籍を返上して、何処かの無人島で原始共産主義を信奉して生活すれば良い。家族をも否定して、乱婚雑婚の無節操な生活をすれば良い。或いは北朝鮮、中国、ロシアなどで国籍を取ってみれば良い。日本よりも遥かに締め付けが厳しくて、夢破れるであろう。米国や欧州に住んでみれば良い。どこの国でも国歌斉唱が始まれば、誰でも自然に起立するからとても座ったままではおれまい。
 足腰の悪い人もおろうし、国歌斉唱に際しては何が何でも起立しろとは言わない。思想信条で立ちたくない人も、来賓ならまあ許そう。しかし無垢な子供達を立派な日本人に育てるという使命と義務のある教員が、あたかも日本国を否定するような行動を取るのが許されないのは自明である。戦争も知らず、そういう意味では日の丸にも国歌にも特別の感情はない筈で、純粋に極左思想にかぶれて起立を忌避する輩である。そもそも、斯くも偏向している人間に教師と言う職を与える地方自治体が間違っている。教師の採用に当たっては、少なくとも未だ人格が出来あがっていない高等学校までは、思想・信条の調査はしっかり行い、例え採用後と雖も思想信条が不穏であるなら何時でも解雇できる契約条件にしておくのが当然である。そんな危険な偏向教師に日本の将来を担う子供達が教育される可能性があると思ったら、とても危なくて公立学校には行かせられなくなる。
 人間20歳を過ぎれば一応人格も思想も出来上がると考えて良いから、大学にならそんな極左人間がいても良いとは思う。そういう考えの人間が合法的に日本に住んでいるのなら、いっそ若者の間近にいるのも勉強になろう。考えの浅はかな学生は感化されてしまうかも知れないが、それはある程度は已むを得まい。しかし、義務教育の現場と高校には、そういう偏向教師は断じていてはならない。その意味で、大阪府が府条例で君が代斉唱時の起立を命じたのは、情けない話ではあるが現実を踏まえた好判断だと言える。願わくば、そういう人間を教育現場に雇わない、間違えて雇ってしまったら気が付いた時には何時でも解雇できる、というシステムを各自治体に確立して欲しいものである。
 日本に生まれたからには好むと好まざるとに関わらず、自動的に日本人である。それがいやなら外国籍を取れば良い。もっとも、国籍を取ったからと言って心から迎え入れてくれる国はそうはあるまい。やはり日本人の故郷は日本なのである。一方、日本人である限りは日本の国土と自然を愛し、国家を愛し、国民・文化・伝統を慈しみ、日本人である事に誇りを持ち、日本の象徴としての国歌と国旗に敬意を払うのは当然である。それは単なる国への敬愛であり、万国共通の極く自然な行為である。そこに軍国主義云々とそれ以上の意味を与えるのは、もはや自然ではない。悪意に満ちた、雑言である。
 そして日本、或いは日本人と言う価値観の基準をしっかり確立した上で、守る物は守り、外国の良い処は積極的に取り入れ、また日本の悪い処は正し、更に良い日本にする努力を続けるのが日本人である。その大本の、日本の象徴を否定するような人間は絶対に教育現場に置いてはならない。確固たる自己の価値観を持たない者は、物事の比較判断が出来ないから、進歩発展がなく、結局はつまらない人間になり下がってしまうのである。