うっかりしていた1年整備

　今年はZZR-1200の整備を忘れていた。車検が7月だから、本来は先月やっておかなければならなかった1年整備なのだが、何だか色々と行事が多くて、その上連日暑過ぎてバイクにも乗らなかったので、コロッと忘れていた。慌てて今朝予約をして、夕方バイク屋に持ち込んだ。自分では整備が出来ない辛さである。今日なら未だ車検の日から1ヶ月以内だから、法定上はギリギリ間に合った勘定であった。
　バイク屋は僕が暫く顔を出さないものだから心配していたと言う。商売柄、事故で亡くなるお客が少なくないので、僕の事も心配していたらしい。有り難い様な、そう簡単には俺は逝かぬぞという思いやら、複雑な心持であった。
　今日は通常の整備項目に加え、ブレーキパッドとプラグとバッテリーを特にチェックしてもらった。そうしたら、バッテリーがもう危ないと言う。もう5年近くも使っているバッテリーで、そろそろ寿命だから敢えて注意喚起したものだが、いざとなるとバッテリーは2万円以上すると言う。さらにリザーブしてあったエンジン・オイルの残りがオイル交換には足りないと言う。ブレーキパッドは未だOK、プラグも未だ大丈夫と言う事だったので、已むを得ずエンジン・オイルを30ℓ追加し、バッテリーは交換して貰った。バッテリーが上がってしまうと、僕の体力ではもうどうにも出来ないので、バッテリーは干からびる前に交換しなければならないのである。
　今月はGTRの1年整備もある。これも忘れていて、未だやっていない。GTRは未だ比較的新しいから、それほど金食い虫でもなかろうが、今日は思いも懸けぬ散財をしてしまった。実は最近、バイクに乗る時間が段々減っている。やはり、すこしずつ体力的にキツクなって来ているのである。それでも乗ろうが乗るまいがこんなに金を食うのだから、また頑張って乗り回そうと思いを新たにした。今日は東京は涼しく、バイクに乗ればこれ程爽やかなことはなかったのである。