東京ジャーミーのバザー
今日は知人に誘われて、東京ジャーミーというトルコ政府が中心になって作った回教寺院でやっているバザーを覗きに行った。最近ブログのネタ切れで困っていた処なので、ネタ探しにもうってつけである。回教寺院では絶対にアルコールは売っていないから、バイクで行くのも少しも躊躇がない。
行って見れば、やはりイスラム社会は日本では極めてマイノリティであるからそれ程の人出ではないが、それでも結構人が集まっていた。日本人が想像以上にいるのに驚いた。特に日本人女性がイスラムの衣裳を着て、頭をジルバブ(ヘジャブ)で覆っている。恐らくはイスラム教の外国人男性と結婚した女性たちであろうが、思いの外結構な人数であった。日本であの恰好で電車に乗るのは相当勇気がいるであろうと、勝手な想像をした。
モスクは立派である。大塚がマンションの一室を礼拝に使っているのと比べれば雲泥の差である。
(午後の礼拝を終えて談笑する人々)
(立派なドームがあるから、イマームの声も良く響く)
バザーでは各国の料理や衣料品などが売られていた。インドネシアのコーナーもあり、ラーメンやスープ、サテが売られていた。折角なので牛肉のツミレを入れた野菜ラーメンにサンバルをたっぷり入れて貰って食べた。まるでインドネシアそのままの味で、おいしかった。それも当然で、作っているのはみなインドネシアから来ている主婦なのであった。
第二会場ではアラビア語のカリグラフィーの体験学習や、
(イスラムの人の名前を書いたもの)
トルコのマーブリングの実演をやっていた。マーブリングと言うのは、勿論出来上がりは以前にも見た事があるが、こうやって描くとは全く知らず、ただただ吃驚した。写真のようなバットに水と水草の成分を混ぜた水溶液を満たし、そこに顔料を垂らし、それを針金で細工して絵柄にして、最後は普通の紙を浮かべて転写するのである。
久しぶりにインドネシア語で冗談を言い合い、美味しいラーメンにあり付いた日曜日の午後であった。知人は家族連れで来ていて、未だ遊んでいたので先に帰る事にした。帰り際に、チュニジアから来ていると言うバイク好きの青年が寄って来て、一頻りバイク談義をして帰路に着いた。