baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 トヨタカップ決勝戦

 昨日はビールを飲んだブタのように夕方まで惰眠を貪っていたので、今日は全快とまでは行かないものの何とかゴルフに行って来た。茨木のゴルフ場では日蔭では流石に風が冷たかったが、陽が照っていたので日向では思ったほど寒くも無く、風邪が酷くなる事も無く無事に戻って来た。帰りは相も変わらず高速が混んでいて、大渋滞を迂回したこともあって往きは1時間、帰りは2時間半若という何時ものパターンである。無聊の帰りの車で、FIFAクラブワールドカップの三位決定戦では、柏レイソルPK戦で敗れたと聞いた。PK戦は博打と一緒で実力差ではないから、三位になれなかったのは残念だがそれ程悔しくはない。
 帰りの高速で時間を取られ、決勝戦のキックオフには間に合わず帰った時には既に2-0でバルセロナがリードしていた。それからの試合は、両チームの余りに華麗なテクニックとバルセロナの測った様な連係プレーに我を忘れて見とれてしまった。特にメッシは噂に違わず、その並はずれたバランス感覚、身体が強いと言うよりはバランスが抜群で倒れない、またドリブルのスピードと突破力は正に芸術的であり、テレビもメッシの連呼である。その上チームとしても強力で、バルセロナの連携プレーはシュートが外れても第二、第三のフォローがあって、サントスにしてみれば守っても守っても津波の様に押し寄せられてゴールを割られてしまうのである。
 更に、バルセロナの選手は一旦ボールをインターセプトすると、回りを囲まれてもワンタッチ、ワンタッチの連続で結局はサントスのマンツーマンを外してマイボールにしてしまう。その足技と正確なパスと選手が入れ替わってもフォーメーションが崩れない連携プレー、そして相手をトコトン引き付けて本当に狭いスペースから相手の足下を抜くパスを出して敵陣に攻め込んで行く。とにかくパスが正確でミスがなく、しかも滅多にボールを奪われない。バルセロナの個人技とチーム力の合わせ技は、南米チャンピオンのサントスをして手も足も出させず、終わってみれば4-0の一方的なスコアでバルセロナが2年振り、2度目の優勝を飾った。しかしサントスも随所に光る物があった。特に白いストッキングがフィールドのグリーンに映えて目立った事もあるが、その足の速い事早い事。柏レイソルを手玉に取ったネイマールも、今日は陰が薄かったとは言えやはり球を持てば強かな足技を発揮していた。
 世界のトップレベルの戦いを目の当たりにして、日本も大分強くなったとはいえ未だ未だ差がある事を見せつけられた決勝戦であった。やはり日本にもメッシやネイマールのような選手が出て来ないと、世界を制覇するのは難しいと思い知らされた。