国辱を重ねる鳩山由紀夫の議員外交

　誰か鳩山由紀夫の議員外交を断固として止めないといけない。鳩山由紀夫は日本の恥と化して、外国で恥を振り撒いて歩いている。当人は元々頭がおかしいから何も分かっていないのだろうが、誰かが彼の議員外交と称するお遊びを止めないと、曲がりなりにも日本の元総理大臣だった男が日本を貶めて歩いているのである。
　今までもロシアを訪問してメドベージェフと会談したりしていたので、あの頗る付きの外交音痴で突然何を言い出すか分からない男が、訳の分からない事を言って日本の国益を毀損していなければ良いがと常に心配ではあった。ところが最近になっていきなり吃驚させられたのが先月の24日に、中国の習近平国家副主席が興石東幹事長率いる民主党訪中団と会談を終えたその足で、別室で待つ鳩山由紀夫との会談に駆け足で移動したと言う記事を読んだ時である。民主党の訪中団が訪問中に元総理が別スケジュールで訪中する神経がもう正常では無い。しかも公務が忙しいに決まっている習近平に同じ党に所属する議員が別個に面談を求めるなど、非常識この上ない。こんな無理無体を通させる玄葉光一郎も外務省も北京大使館もどうかしている。外交は「外交辞令」と言う言葉があるぐらい表と裏とは異なるから、習近平は何れの顔も立ててくれた訳だが、腹の中では日本の「田舎猿」と馬鹿にしたのは目に見えている。
　そして極め付けが今回の訪イランである。世界中がイランを経済包囲してその核開発を非難している最中に、ノコノコと出掛けて8日にアフマディネジャド大統領と面談している。政府としては今の訪イランは時期が好ましくないと諌めたようだが、所詮頭がおかしいのだから諌める程度では理解出来ない。拘束してでも押し止めるぐらいしないと、判断力が正常ではない男は日本の恥を世界中に撒き散らしてしまう。藤村官房長官も止めたと言うが、全く効果が無いではないか。藤村修にも日本の恥、国益の危機、という認識が乏しいから「言うだけは言いました」で済ませるとでも思っているようである。
　しかもイランの国営放送が「この会談で鳩山由紀夫が、『IAEAは特定の国に対しては厳しい、ダブルスタンダードを持つ組織である』と述べた」と報道したそうで、鳩山由紀夫は帰国早々憤然と記者会見で捏造記事だと文句を言ったと言う。政府関係者は「だからこの時期に訪問するのは好ましくないと諌めたではないか。こういう宣伝に使われるのは初めから分かっていた」と言っているらしい。しかし本当にイラン側の捏造であろうか。この男は既にオバマ大統領に対しては「私を信じてくれ」と放言し、普天間問題では「腹案がある」と国会答弁し、何れも全く根拠の無い場当たり発言だったという前科がある。この男なら「IAEAはダブルスタンダード」位の事は如何にも言いそうではないか。何れにしても今となっては、この発言問題が他の国に飛び火して新たな外交の火種にならぬ事を祈るしかない。
　そもそも中国訪問にしてもイラン訪問にしても、鳩山由紀夫の会談など殆どニュースにもならないから何を話したのかも分からないが、卑しくも元総理大臣が訪問し相手国の元首や副主席にに会うというのに、その目的が全く分からない。時期的にも特に鳩山由紀夫が今何か話し合わなければならない事があるタイミングだとも思えないし、それだけのお膳立てが事前に出来ていた筈もない。またお得意の「友愛」などと言う子供の夢の様な話を語りに行ったのだとすれば、相手にも唯々迷惑なだけである。
　既にこれだけ日本をはっきりと貶めた鳩山由紀夫の議員外交は、関係者は今後は断固阻止すべきである。必要なら彼を国内に軟禁してでも、外相を筆頭に政府、外務省の責任で彼の無責任な議員外交は阻止せねばならない。当分鳩山由紀夫のパスポートを取り上げても良い。KYなどと言う生易しいものではなく、明らかに精神が異常な人間が、日本の国益に直接影響を与える外交を干渉する事は絶対に許されない。正常では無い人間に元総理という肩書を振り回されて、これ以上日本の恥を海外で撒き散らされては、日本国民は恥ずかしくて海外には仕事どころか、遊びにも行けなくなる。