東京ゲートブリッジ

　どうもこの頃生活の時間がずれてしまっている。時差と言う程時差がある処に行っている訳でもないのに、全体に時間が後ろにずれてしまう。昨日はバイクに乗るのを自重したので、今日は天気はあまりパッとしなかったが、午後から渋滞を避けて都内の散歩に出掛けた。その午後と言うのが実はもう3時半なのであった。
　特段の目的地もないままに都心を抜けて走っているうちに、若洲へ行こうと思い立った。何時も東関道から遠望している東京ゲートブリッジを、未だ間近で見たことがない。道が良く分からないまま東雲から海に出ようと思ったら行き止まりに入ってしまった。周囲は会社や工場で囲まれている。しかし連休中でどこも休みのようなので、立ち入り禁止の空き地に入いり込んでみたら、目の前にゲートブリッジがあった。

　　　　　　　　（これが恐竜に見えると言う）
　再び東雲に戻り、いい加減に千葉方面に走っていたら右手にゲートブリッジが時々見える。そろそろかと見当を付けたら、大井埠頭という標識が出て来た。そこを右折して、右手に風力発電の風車を見ながら暫く走るといきなりゲートブリッジの登り口になる。橋を渡るのも良いけれど、先ずは近くから見てみたいものと、取り敢えず側道に逃げて若洲公園に入った。

　　　　　　　　　　　　　（若洲公園から）

　（ついでに橋を走ってみた。橋の途中からスカイツリーを望む）

　　　　　　　　　　（お台場、有明方面を望む）

　もう陽が沈む直前なのでなんとも薄暗い景色だが、冬の景色と思えばまあこんなものであろう。この橋を若洲の方から渡ると直ぐに、海底トンネルに入り、トンネルを出ればもう大井埠頭、その先は羽田空港である。橋はレインボーブリッジと違って割にあっけない。それでもついついスピードが出過ぎてしまうが、みな凄く温和しい。日頃は警察が頻繁に張っているのかも知れない。僕も温和しく走ったが、丁度眼下を白塗りの小さな客船が通り過ぎて行った。
　今日は都内の道はそれ程混んでおらず、新宿などは心なしか人出も少ないように見えた。結局帰宅したのは8時近かったが、4時間以上も出掛けていたのに走行距離は90kmにしかならなかった。