baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 久し振りのツーリング

 今日は朝から快晴であった。昔の職場の仲間とツーリングへ行く約束の日である。新しい恋人が来てから初めての本格的なツーリングなので、昨日は少し飲み過ぎたにも拘わらず今朝は気合いが入って、6時には自然に目が覚めた。8時半に上里SA集合の約束なので、7時に家を出た。6時のニュースで、今日の気温は6月下旬か7月上旬並みと言っていたから、慌ててメッシュのジャケットを引っ張り出してシャツの上にジャケットだけ羽織って出発した。練馬から関越に入ったが思いの外空いていて、上里までは一度の渋滞も無く僅か1時間10分程で着いてしまった。二輪車の駐車場にバイクを駐めたら、直ぐに他のメンバーが寄って来た。皆も多少の混雑を予想して早めに家を出たところが、拍子抜けする程早く着いてしまったようである。
 駒寄PAからETC出口を使って関越を下り、先ずは榛名湖を目指す。

 榛名湖は随分の人出の様で、周辺は朝から歩行者が多かった。榛名湖から草津を目指した。当初は草津の手前で59号に入ってパノラマラインを走る事にしていたが、草津の手前で未だ10時半なのである。これで予定通りパノラマラインに入ってしまうと午後のコース選択が難しくなるので、急遽予定を変更して白根山を越えて志賀高原へ行くことにした。白根山には未だ根雪が雪渓の様に残っている。
 
 国道が日本で一番標高の高い処を走っている地点を通過した。そこでは道路脇にも未だ根雪が残っている。もっとも、昨年のゴールデンウィークの頃はこの場所では、未だ土手も雪で覆われていて、辛うじてアスファルトだけが除雪されていたものである。


 白根山の頂上は12℃であった。寒かった。そこから志賀高原へ下りたが、志賀トンネルの中も12℃しかなくて、手が凍えた。メッシュのジャケットで出て来た事を後悔し、せめてコットンセーターでも持って来るべきであったと反省した。奥志賀への入り口で昼食にした。目の前はスキー場である。 

 道路脇には、恐らく自生の水芭蕉が沢山咲いていた。

 奥志賀のスイス風ホテルを背景にして恋人のショット。これでホテルのベランダに沢山花が飾ってあれば本当にスイスなのだが、少し寂しい景色でもある。

 奥志賀からは502号を使って野沢温泉を抜けて栄村へ出る所存であったが、途中から道路が冬季閉鎖されていた。仕方がなく秋山郷へ抜ける林道へ逃げたが、この路は舗装はされていたが落石が多く浮き石だらけで、しかもアスファルトが所々陥没したりしていて余り面白くなかった。途中で土砂崩れだか雪崩だかで道路が一部壊れていた。

 秋山郷を抜けて県道405号へ出たので少しほっとしたが、その405号も落石が多く、随分大きな岩が道路に散乱したりしているので快適なツーリングと言う訳には行かなかった。405号から津南町で117号に入ったが、未だ時間は2時を少し回ったところだったので、117号から353号を経由して最後に魚沼スカイラインを通って六日町から関越で帰途に付く事にした。ところが折角の魚沼スカイラインも、入り口が封鎖されていて通り抜け禁止と張り紙されている。大きな落石が道路の真ん中に散らばっている。どうやら新潟の山を走るには未だ少し季節が早すぎたようである。仕方なくそのまま17号へ出て、せめてもう少し下道を走ろうと湯沢は遣り過ごして月夜野から帰宅した。17号沿いに綺麗な菜の花が咲いていた。

 関越は結構な渋滞で、帰りは高崎の手前から混み始め、藤岡JCTから先は殆ど擦り抜けばかりで帰って来たから少し疲れた。特に新しい恋人は天馬のように軽快なのだが、前傾姿勢がきつい分夕方には首から背中にかけて少し痛み出した。総行程538km。6時過ぎには帰宅したが、前傾姿勢に慣れるまではこの位の距離が適当な様である。