baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 愛車自慢

 ZX-14Rが来てから1ヶ月少々経った。残念ながらこの間、出張が続いたり天気が悪くてしっかり乗れたのは1日半だけ、未だ慣らし運転も終わらない1300km程しか走っていない。エンジンも6000rpmまでしか回せないのだが、大分一体感が出て来た。
 そもそも普通に走っていれば6000rpmまで回す事はないバイクである。エンジンがボケてしまうかも知れないが、5000rpmも回せば充分どころか、首がムチ打ち症になりそうな加速感である。タンデムだったら後の人間を振り落としそうで怖くて回せないと思う。6速で5000rpm回せば180km出てしまう。因みにレッドゾーンは11000rpmからである。
 パワーがありすぎて、正直街乗りでは少し怖い。エンジン出力が2段階に切り替えられるので、1200km程乗ったときから、街乗りは出力を低い方にして走る事にした。出力がフルパワーの75%程度に抑えられるのだが、これ位が丁度良い。燃費も上がる。フルパワーで走れば別世界の加速感が味わえて気分は良いのだが、ついつい乱暴な運転になってしまい自分でもヒヤッとする事がままあるからである。
 車重は今まで乗っていたZZR-1200と殆ど同じなのだが取り回しは随分軽く感じられる。バランスが良いのだと思う。バンクするのも酷く軽く感じられるので、曲がるのが楽しくて仕方がない。鬼門のU-ターンもZZR-1200よりは小回り出来るので嬉しい。低速時の安定が良いので擦り抜けも楽である。
 トラクションは3段階に切り替えられるようになっている。路面状況に合わせてトラクションを切り替える事によりホイールスピンを制御したり、スポーツライディングが出来るようにする為である。また、急加速で前輪が浮くと自動的に出力を抑制するというから、ウィリーをしようと思ったらトラクションコントロールはOFFにしないといけないのであろう。ただ僕には残念ながらトラクションの違いは未だ余り実感できていない。雨天のカーブで近々試してみようと思う。バックトラクションリミッターも付いている。これは効果覿面で、少し乱暴にシフトダウンをしても後輪がロックする事は無いので安心である。ZZR-1200の時はシフトダウンでよく尻を振っていたものだが、今は全くそれが無くなった。
 ABS付きのブレーキは抜群に良く効く。1400GTRにもABSは付いていたがZX-14Rの制動距離は大分短い。車重が軽い事もあろうが、非常に安心である。先日も信号が変わりかけた時に前を行く自動車が急に速度を上げたので僕も一緒に突っ切ろうと更に車間を詰めたところ、何を思ったか前の車が停止線を遙かに過ぎてから突然急停車した。ZZR-1200か1400GTRであればかなり際どい処であったが、ZX-14Rは余裕で止まれた。それにしても相変わらず、予測不能な運転をする馬鹿が時々いる。
 と良いことずくめばかり書いているが、本当に良く出来たバイクなのである。「痘痕も笑窪」にしても、素晴らしいバイクである。ただ一つ、熱い。1450ccのエンジンだから熱いのは仕方が無いし、ZZR-1200ほど足が直接熱いと言う事はないので大分改良されているのは分かるが、信号で止まったりすると下から物凄い熱気が吹き上げて来る。これからの季節は暫く我慢の季節となる。それともう一つ、これだけ大きなバイクなのだからグリップヒーターが標準で付いていたら良いと思う。アジア仕様だから付いていないのかも知れないが、オプションでも良いからグリップヒーターがあったらどれ程良いかと思う。
 と、今日はのろけブログとなってしまった。山梨県警の老獪な警官にしてやられて減点されてしまったのが、調度昨年の6月19日である。それも後2日で減点が消える。今度の週末で慣らし運転も終わる予定だから、いよいよ気兼ねなく走れる事になる。梅雨が明けるのが楽しみである。