baiksajaの日記

目前の一秒を大切に

 今日もまた半日ツーリング

 昨日のツーリングは旧友や若い人と一緒でそれはそれで楽しかったが、少し消化不良でもあったので結局今日もまた午後から出掛けてしまった。今日は徹底的に峠を攻めるつもりで出掛けたのでカメラも持たなかった。
 先ず首都高と中央高速で八王子へ出て、16号線から滝山街道経由秋川を抜けて五日市街道へ、そして檜原村、数馬を通って奥多摩周遊道路を経て411号へ出た。檜原村、中でも数馬は東京の最後の秘境と言われた集落で、1970年頃まで電気が通っていなかった処である。今でも緑深く、到底東京とは思えない山里で、比較的手軽に行ける事もあり僕の好きな場所である。その直ぐ先の奥多摩周遊道路は日曜日には白バイが10台も集中的に出たりする事があるので少し用心したが、今日は取り締まりは特にやっていなかった。交通はむしろ少なく、観光バスには1台も会わないラッキーな日であった。この道は道路の整備は行き届いていて、渋滞していなければ絶好のワインディングなのである。
 411号では奥多摩湖の方へは行かずに塩山の方へ向かった。途中から丹波小菅へと139号を左折する所存である。139号から更に18号線へと進み、33号線にぶつかる。普通なら33号線にぶつかった処から33号線へ入るのだが、今日は久し振りにそこから敢えて522号線を取った。522号線は入り口が分かり難く、しかも暫くは車が1台通るのがやっとの山里の生活道路なので普通の人は余り知らない。しかし最初の1km位を通り過ぎればその先は中々の峠道なのである。522号線を途中から左折して陣馬高原を抜けて八王子へ出る峠道もあるのだが、日曜日は通行止めになっている事があるので今日はリスクを冒さずに、まっすぐ上野原を目指した。上野原へ出て甲州街道を東へ走り始めたが、未だ時間は3時半、このまま帰るのは勿体ない上に甲州街道は酷い渋滞である。
 そこで20号線から76号線を右折して道志道へ抜ける事にした。そこから先の事は未だ何も考えていない。ひたすらつづら折れの峠道を走り抜け、道志道を相模湖方面へ左折したが、それでも時間は未だ4時半、夏至だから昼は未だ未だ長い。そこで更に欲張って今度は64号線を宮ヶ瀬湖方面へ右折した。宮ヶ瀬湖の手前の駐車場でもよく警察がレーダーを張っているので注意したが、今日はこちらでもご商売はしていなかった。宮ヶ瀬湖から更に欲張って八櫃峠へと70号線を選んだ。しかし70号線はアスファルトは相当荒れてしまっていて、その上先日の台風に飛ばされたと思われる小枝や葉がそこら中に散乱している。しかも、これも台風の余波であろう、あちらこちらで水が大量に湧いていて、今日は条件は良くなかった。その上二度までも、馬鹿なのか単なる下手なのか知らないが、センターラインをはみ出してかなりのスピードで突っ込んでくる車に肝を冷やされた。ブラインドだったのでこちらが減速して注意していたから二度とも何とか躱せたが、特に一度は間一髪であった。若い男女が乗った白いスポーツタイプの車で、本当に危険な運転であった。
 八櫃峠を走っている時には、秦野から東名で御殿場へ行って篭坂峠を攻めてから帰ろうかなどとも考えたが、道が悪かった事もあり秦野に出た時には既に6時頃になっていた。それで今日の処は温和しく家路を辿る事にした。ところが東名が厚木まで15kmの渋滞、厚木−町田横浜は11kmの渋滞と書いてある。この程度なら大した渋滞とは言えないが、それでもまた25㎞も擦り抜けをするのかと思うとぞっとする。別に時間の制約がある訳でもないので、高速で帰るのは諦めて246号、129号、57号、18号(鎌倉街道)と乗り継いで帰宅した。恐らくは東名−環八で帰るのと30分と違わぬ程度で家に着いた。
 今日は峠を気合いを入れて走ったので、後輪タイヤはやっとエッジまでしっかり使えご満悦である。総行程275km、半日の行程としては、殆どが峠道で、しかも高速は往きの八王子までだけだから、今日は満足の行く半日ツーリングだったと言える。